7つの習慣―成功には原則があった!―
成田16回目のレビューになります。今回レビューする本も引き続き、「7つの習慣」になります。
時間の合間を見て、ようやく今週本書を読破することができました。
今回読んだ部分は、第5の習慣「理解してから理解される」、第6の習慣「相乗効果を発揮する」、第7の習慣「刃を研ぐ」の3つになります。
第5の習慣である「理解してから理解される」は、噛み砕いて言いますと「相手の話や立場を理解した上で自分の主張をする」とうものでした。そう、「話す」前に「聴く」事を前提としているのです。
「聴く」・・・つまりは相手の立場になって理解するということ。話は少々それますが、私が職業訓練を受けていた時にも「傾聴」といって人の話に耳を傾ける講習がありました。「聴く」こと、そして理解することの重要性。これらを実行することにより、第4の習慣である「Win-Winを考える」ことにもつながるそうです。
そしてこの第5の習慣は本書の中でもすぐにでも実行できる項目です。本書を読んだ私だけではなく、レビューを見て下さっている方々にも実行してほしいですね。
そして第6の習慣である「相乗効果を発揮する」の項目ですが、こちらは前述の習慣である「理解してから理解される」の応用的なものになります。
1+1=2ではなく、3にも4にも増やせるようにしよう、と見受けられました。第4の習慣でも述べた「Win-Win」を考え、先ほど述べた「理解してから理解される」ようにすれば相乗効果が高まるそうです。こちらの項目も普段の業務の中で取り入れる機会があれば積極的に取り入れていきたいと思います。
最後になりましたが、第7の習慣は「刃を研ぐ」になります。最初この項目を目次で見たときは、前職の癖で「確かに、普段から工具の手入れは大事だな・・・」と少々違う理解をしていましたが、噛み砕いて言えば「自分自身を高めること」です。
私達人間には4つの側面があるそうです。「肉体」「精神」「知性」「社会・情緒」です。それぞれの「刃を研ぐ」ことについて少し説明しますね。
- 「肉体」・・・自分の身体を大切にすること。バランスの取れた栄養ある食事を摂り、定期的に運動することです。
- 「精神」・・・自分の核であり、中心。これを「研ぐ」事により自分を鼓舞し高める源を見出し、なおかつ、全人類が持つ普遍的な真理に深く結びつけることが出来る。ちなみに著者のコヴィー氏は毎日聖典を読み、祈りと瞑想をすることによって「精神の刃」を研いでいるそうです。
- 「知性」・・・本書では、幅広い読書をして偉人の考えに接することが知性の「刃を研ぐ」のに良いと書かれていました。
- 「社会・情緒」・・・自分の精神と心に深く根づいた、正確なパラダイムと正しい原則に従って生活するのが「研ぐ」ことにつながるそうです。
何週間にもわたって本書を読んできましたが、おそらく生まれて始めて分厚い本を読破したと思います。本書に関しては、後日また読めば何かまた新しい発見があるような気がしてなりません。無論他の本の読書レビューも続けますが、時間があればまた読み返したいと思います。
関連レビュー:週刊ダイヤモンド 特集「7つの習慣」(高森さんレビュー)
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