コンビニコーヒーが流行りのようで

コーヒー

コンビニの店頭でコーヒーの看板を見かけることが多くなった「コンビニコーヒー」。どうやらのブーム真っ盛りのようです。

コンビニコーヒーが流行っているのを最近になって感じるのは田舎に住んでいるからかもしれません。コンビニコーヒーについては去年にもすでに話題になっていたようで、日経トレンディネットでは2012年5月にこの話題について取り上げられていたようです。

“コンビニコーヒー戦争”元年! その背景と各社の違いは? 日経トレンディネット

家の外で買うコーヒーといえばスタバやマクドナルドといったカフェやファストフード店のイメージが個人的にはありますが、この市場にコンビニが割って入る形でしょうか。従来の缶コーヒーともまた異なった戦略が見えそうです。コーヒーの場合は商品そのもので利益を出すタイプと、関連商品の「ついで買い」を狙ったタイプがあると思いますが、この辺は各社の戦略によって色々異なりそうですね。

コーヒーに関わる戦略には、生活スタイルの変化も影響していそうですね。ノマドワーカーというキーワードが流行るなか、ビジネスマンだけでなく学生もカフェで勉強するケースが増えているという話も聞きます。また複数人での利用より1~2人という少人数での利用が増えていることをうけて店内のテーブルを大型から個別席に変更している例もあり、ユーザー目線での試行錯誤が続いているようです。

現段階では従来のカフェ市場は1兆円規模と言われており、これに比較した際のコンビニコーヒー市場はまだまだ小規模です。ただし今後商品の同質化が図られてきた際に、消費者が何を動機としてコーヒーを購入するようになるかは興味深いところです。例えばほぼ同じ品質でより低価格なコーヒーをコンビニが扱い始めた場合、カフェやコーヒーの専門店はどう対応するのかなども考える余地がありますし、逆にゆったりとくつろげる空間を強みに持つカフェが、サービス面での差別化をより広げて対抗していくなど、様々にシミュレーションしていると面白いです。

いずれにせよそれぞれが持つ強みをどう活かし、どう環境の変化に対応していくかという基本的な部分がポイントですね(この言い方も基本的というかありきたりですね)。コンビニならではの手軽さやレスポンスの早さ(店舗に入って商品購入して出ていくまでの時間)を売りにできる面もあれば、上で述べたようなカフェ空間ならではの時間の使い方、居心地の良さなどを強みにできる部分もあります。と同時に家族形態や働き方が変わっていく中でどう最適化していくのか。この辺りは以前にも紹介した統計学やデータサイエンティストの活躍の場かもしれませんね。

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