なぜ年収3000万円の男はセンスにこだわるのか?【読書レビュー】

なぜ年収3000万円の男はセンスにこだわるのか?レビュープラスさんから「なぜ年収3000万円の男はセンスにこだわるのか?」を頂いて読みました。

レビュープラスさんから頂いた本を読むことの良い点については以前も書きましたが、普段自分が読まないようなジャンルや内容の本を読めることです。

本についてはそこそこ広範囲に色々なジャンルを読むので、最近はビジネス色のある自己啓発系の本を買って読むことはかなり少なくなりました。なので今回のように普段買わないような本を頂けることは、ある意味新鮮でありがたいです。

本書は著者が仕事で出会った年収3000万円を超える人物(本書では「エグゼクティブ」と表記)800名以上との交流から、著者が考える「秘密の法則」をまとめたものだそうです。似たようなタイトルや内容の本は数多くありますが、本書は「センス」にフォーカスしたとのこと。本書での「センス」とはコミュニケーション能力やマナー、身のこなしなどのことを指すようです。

著者が「センスがある」と感じさせるポイントが紹介されるわけですが、少し違う視点から読むと、著者がそうした人たちとどう交流したり、どういった視点で人と関わっているかを見て取れます。個人的には紹介される「エグゼクティブ」の振る舞いや考え方も興味がありますが、著者の視点の在り方を読めたという方に関心が湧きました。

何故かと言うと、年収3000万という指標にはあまり興味がないということがあります。モノを見たり考えたりする上で、なにか支点になる部分(自身の価値観やポリシー)が必要だと思いますが、書名の年収3000万という指標は、私の支点にはなりにくいものということもあって、それを指標にして紹介される事例は、読んでいてふんふんと思いますが、深く響くものとはまたちょっと違うかなという印象です。

とはいえ折角頂いた本なので何か得るものをと考えた時、書いてあることそのものではなく、書いた著者の視点を意識して、さらにその視点の外から眺める(二次的メタ認知と言えば良いのか分かりませんけど)というような視点で読んでみることにしてみました。個人的にはそうした見方で本書を読んでみると、女性の視点や、普段接することがない人の振る舞いを擬似的に見て取れたり、人が人を見る時にどう感じるのかなどを、人の視点を通して見ることができたりなどして、なかなか良かったように感じました。

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