NTTドコモ様の研修会でiOSのアクセシビリティ機能についてお話しました
2015年7月23日、NTTドコモ様の研修会で、iOSのアクセシビリティ機能についてお話しました。
テーマは「障害者のiOS機器活用」。時間が30分弱と予定していたより少し短めということもあり、ポイントを極力絞って少し駆け足で進行しました。全体の流れは以下の通りです。
- 障害者向けiPad講習会について
- どうやって障害者がIT機器を使うのか
- なぜiPhone・iPad?なぜスマホ・タブレット?
- どうやって障害者がiPhone・iPadを使うのか
- iPadアクセシビリティ機能 実演
- まとめ
障害のある方がそもそもIT機器などをどう使うのか事例を紹介しながら、iPhoneやiPadなどのiOS機器がいかに充実したアクセシビリティ機能を標準で搭載しているのかをご説明し、後半にVoiceOver(音声読み上げ)やズーム機能、お札判別アプリの実演などを行いました。
最後には以下のまとめについてご説明しました。
- IT機器は障害者でも使うことができるように進化している
(健常者や高齢者も同様) - 障害者もタブレットやスマートフォンに興味を持っている
- ただし、どこで買えば良いのか、障害に合った説明をしてもらえるのか不安がっている
- アクセシビリティには多様性がある
(視覚・聴覚・四肢・精神系等) - 障害者への対応は、差別化と利益につながる
実際、スマートフォンやタブレットに興味をもった方は健常者も障害がある方も問わず増えています。そうした中で、障害にあった説明がされるか否かというのは、携帯電話会社の方にとっても障害者にとっても大きなことだと思います。うまくいけば双方にメリットがありますが、そうでなければお互いに良いことが一つもありません。
あらゆる人が使うことのできる機能性はメリットになりこそすれ、デメリットになることはあまりないと思います。iOSのアクセシビリティ機能が色々な人に広く知られればと思っています。
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