全盲の方にiPadのマンツーマン講習をしています

VoiceOverを起動したiPad

以前から顔見知りだった全盲の方から依頼があり、4月から隔週でiPadのマンツーマン講習をしています。

これまで2回講習をして、その時の様子をFacebookにメモしていたのでこちらにも転記しておきます。

講習1回目

全盲の方がiPhoneの購入を考えているものの、いきなりは不安なのでiPadで慣れておきたいと相談あり、うちでiPadの講習をしました。

今までも機器展示のイベントでiPadには触れられていたようで、機器についての事前情報を把握されていたので入りやすかったです。VoiceOverでの基本操作を中心に、Siriやアプリを紹介。再来週にまたいらっしゃるということで、復習ができるようにiPadをお貸ししました。

うちに来客はめったにない(基本的にこちらから出向くようにしてます)ので、部屋の掃除を嫁さんががんばってくれました。

講習2回目

先々週に引き続いて、全盲の方にiPadの使い方を教えるマンツーマンの講習をしました。

お貸ししたiPadは、自宅の無線LANのパスワードが分からなかったそうでネット接続はできなかったみたいですが、ジェスチャーをよく練習されていたようで、初回よりも確実に操作ができるようにレベルアップされていました。

ラジオに興味があるということで「radiko.jp」と「NHKラジオらじるらじる」の二つに挑戦。らじるらじるは以前は音声読み上げの対応がイマイチだったんですが、今は各ボタンを日本語で読み上げるようになっていて良い感じになっていました。

どちらのアプリも選局や再生・停止の操作はそんなに複雑ではないので、反復練習すればすぐ使えこなせそうな感じでした。

休憩中、地元ローカルのラジオ局ではホームページ上でサイマル放送が聞けるらしいという話になったのでiPadでアクセスしてみました。が、画面ではサイマル放送の再生ボタンが表示されているものの、VoiceOver(音声読み上げ機能)を使った状態ではボタンが押せないという状態に。これホームページだけでなくアプリでもたまに見られる症状なんですが、こうなると音声読み上げ機能を使っているユーザーはお手上げ状態です。

文字入力の方法も試してみて、音声入力やスクリーンキーボードでの入力などいくつか試してみました。点字画面入力も試したり、外部の点字ディスプレイ機器が使えないかどうかなど色々話が膨らみました。

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