「視覚・聴覚障害をお持ちのかた向けアプリのご紹介」というテーマで出展しました

iPadを並べた展示ブースの様子

2016年5月19日(木)に神戸市の神戸市産業振興センターで開催された「アクセシビリティの祭典2016」に「視覚・聴覚障害をお持ちのかた向けアプリのご紹介」というテーマで出展しました。

こちらのイベントには昨年は「視覚・聴覚障害のある方にiOS機器を活用してもらうポイント講座」としてセッションを担当させていただいたのですが、今年はブース展示ということで主催元のアイ・コラボレーション神戸さんから声をかけていただきました。

上の写真のように長机をひとつお借りして、持参したiPad4台を展示しました。

セミナーの様子

上の写真は展示ブースの隣のセッションブースで、WebアクセシビリティやUXに関わる様々なセッションがされていました。個人的にはいち参加者としてこちらのセッションに聞き入りたかったくらいなのですが、展示ブースの近くにモニターを置いていただけたので、セッションブースのスクリーンに映し出されるスライドを拝見しつつ、音声も聞くことができたので展示の合間にでしたがセッションを拝聴することができました。

展示ブースの方は、祭典の司会を担当されていたインフォアクシアの植木さんが、セッションの合間にブースの宣伝をしてくださったりして、おかげさまでたくさんの方においでいただけました。

今回は障害のある方よりもセッションを聞きに来られた健常者の方がいらっしゃることが多かったのですが、紹介したアプリの中で特に反応が良かったのはAmazonのアプリでした。

Amazonのアプリには商品検索機能があるのですが、この機能のひとつとして画像認識機機能があり、スマホのカメラにものをかざすと、この機能で認識して検索をしてくれるというものです。

以前視覚に障害のある方から「バーコードをカメラで読み取って商品を検索するアプリ」について聞かれたことがあって紹介したこともあるのですが、目の見えない方はそもそもバーコードの位置を特定することが困難です。

その点Amazonのこの機能を使えば、Amazonのデータベースにものが登録されている必要はありますが、スマホのカメラでだいたいの範囲を捉えれば認識してくれますし、VoiceOver(音声読み上げ)を使えば音でも教えてくれるのでとても便利です。

植木さんがこのアプリについて私のブースを紹介してくれたこともあり、たくさんの方に驚かれたり興味をもっていただいたりしました。

また、この日はお一人だけ視覚に障害のある方がはるばる京都からお越しになってブースを訪ねてくださいました。すでにFacebookなどをiPhoneで利用されるなど使いこなされていましたが、ご存じないアプリもいくつかあったようなので色々ご紹介し、お役に立てたように思います。

イベント終了後には懇親会に参加しました。Webアクセシビリティ関係で初めてお会いする方や、久しぶりにお会いする方々、特にCSS Nite in SHIZUOKAでお会いして以来の清家さん土屋さんと、短い時間でしたが色々お話を伺うことができてとても楽しい時間でした。皆様本当にありがとうございました。

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