「目の見えない方、見えにくい方のための福祉展」で相談コーナーとトークセッションを担当しました

トークセッションの様子

2016年9月25日(日)「目の見えない方、見えにくい方のための福祉展」で相談コーナーとトークセッションを担当しました。

今年は青森県の「目の見えない方、見えにくい方のためのICT利活用展」と同時開催で、視覚障害に関連した機器展示などのブースもたくさん出展されていました。

福祉展にはここ数年関わらせていただいていて、最初の方はiPad講習会、ここ最近はiPadの相談コーナーを出展していて、今年も相談コーナーを担当しました。

今年はいつものメイン会場ではなく、奥の部屋にブースを出していたので、来場される方が見つけられるかちょっと不安でしたが、間もなくブースへの来場も増えてきました。

最初に来場された方は三沢からいらっしゃったお二人(全盲の方と弱視の方)で、すでにiPhoneを独学で覚えてかなり使いこなされていました。正直「自分が教えることはないかも…」と思ったんですが、VoiceOver(音声読み上げ機能)のジェスチャーで使うローターは初めて知ったとのことだったので、知らないことを伝えられてホッとしました。

テンキーの中央に印を貼ったiPhone

上の写真はその三沢の方が使っているiPhoneで、テンキーの中央部分(ひらがなの「な」のところ)に薄い印を付けている様子です。触って凹凸を感じることができ、またこのくらいのものであれば他の操作にも問題ないということで、文字入力の際の中央を認識するのに使用されているそうです。こういうアイデアは他の全盲の方でも利用できそうですね。

二つのアップルウォッチを触っているところ

全盲の方が特に興味を持たれていたのがApple Watch(アップルウォッチ)でした。最近お仕事が決まったそうで、iPhoneが手元になくてもアラーム機能を使うことができる点などに惹かれていたようです。Apple Watchは振動で色々な通知を受け取ったり認知できるので、目や耳が不自由な方でも活用できる便利な機器だと思います。

三沢のお二人以外にも、毎年ブースを訪ねてくれる方や初めての方などたくさん来てくれてとても楽しく嬉しかったです。今年はトークセッションもあったので、ブースで対応できる時間が短くなってしまったのが心残りでした。

トークセッションの様子

午後からのトークセッションは、iPhoneを使っている三島貴子さん(弱視の方)と私、司会の瀬川 智美子さんの三人で担当しました。

三島さんのiPhoneの操作をプロジェクタに投影している様子

セッションでは三島さんがiPhoneを使い始めたきっかけや、普段どんな風にiPhoneを使ったり、どんなアプリを使っているかなどを、実際の操作の様子をスクリーンに投影して紹介しました。

三島さんは、この福祉展で私が最初にiPad講習会をした時に参加されていて、その時にiOS機器の音声操作を覚えたことで、iPhoneの操作にもスムーズに入っていけたそうです。iPadとiPhoneの操作方法はほとんど同じなので応用が効いたようです。

三島さんは野球(広島東洋カープ)ファンだそうで、野球速報のアプリを使っていち早く試合の情報を掴んだり、ラジオアプリのradiko.jpでラジオを視聴したりなど、いろいろな使い方でiPhoneを活用されているようでした。

会場からは「お札を音声で読み上げるアプリを実演して欲しい」という声があったので、「マネーリーダー」というアプリを使って読み上げてみました。ちょうど前日にiPhoneのシステムをiOS10にアップデートしたばかりだったせいか、最初は珍しく読み上げなかったのですが、アプリを再起動したら無事、iPhoneにかざしたお札が何円札か音声で読み上げ、会場から歓声が上がりました。

時間はあっという間で、説明しきれなかったことはたくさんありましたが、実際に弱視という立場でiPhoneを活用されている三島さんからの生の声や操作を見ることができたのは、私を含めとてもおもしろかったのではないかと思います。

また、司会進行の瀬川さんの司会もさすがという仕切りで、内容たっぷりのセッションを絶妙な切り返しとコメントでまとめてくださり、自分も安心してセッションに臨むことができました。

三島さん、瀬川さん、また、相談コーナーを手伝ってくださった平川さん、永井さん、大変お世話になりました。

また、来場してくださった方、主催者の視覚障害者情報センター様、青森県庁様にも大変お世話になりました。皆さんありがとうございました。

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