プレゼン中の受講者

障害者就労促進センターあおもり様でプレゼンテーション講習を担当しました

プレゼン中の受講者
2017年6月13日、障害者就労促進センターあおもり様でプレゼンテーションについての講習を担当しました。


今年初めにも伺った時はインターネットやSNSについての講義をさせていただきましたが、今回はプレゼンテーションについてでした。

これまでも盲学校さんや聾学校さんでプレゼンテーション講習を担当してきたので、その経験も活かしながらアドバイスできるように準備しました。受講された職員さんは7名でした。

まずはセンターの職員さんの半分が一人5分ずつ自己紹介をテーマにプレゼンを行い、それについて私がアドバイスをし、もう半分も同じ繰り返しをして、最後に私からプレゼンについてのポイントを講義するという流れで進めました。

テーマはみんな同じ「自分について」ですが、やっぱり人それぞれの個性があること、特に今回は全員が自分のもつ障害(特性)について紹介してくれたのが印象的でした。私は何度か職員の皆さんにお会いしてますが、講習の時間だけなのでそれぞれの障害や特性についてあまり気づくことはなかったのですが、プレゼンの中で「実はこういう特性があります」というのを聞いて初めて気づくことが多々ありました。

中には以前学校でプレゼンについての講習を受けたことがあるという方がいて、プレゼンの流れやスライドの見せ方、身振り手振りなどがとても堂に行った方もいました。おそらく初めての人が見れば、話者が障害を持っているということは気づかないだろうと思いました。こういうケースを見ると、プレゼンはモチベーションと技術がとても重要であり、それらが揃えば誰でも良いプレゼンはできると感じました。

プレゼンを見させてもらってからのアドバイスでは、スライドで表示するものへのチェックが多かったと思います。ちょっとした文字の大きさや揃え、画像の位置などは、プレゼンソフトのテンプレートをそのまま使っていると気づきにくいところなのですが、ちょっと気をつけるだけでぐっとクオリティが上がるので、細かいところも指摘しました。

他にも姿勢や身振り手振りなどいろいろお伝えしましたが、基本的にプレゼンをテーマにした講習では、対象が障害のある方でも健常者でも指摘するところはあまり変わりません。もちろん障害によっては難しいもの(全盲の方にスライドのデザインについて指摘とか)は考慮しますが、プレゼンの基本は障害のあるなしに関わらず普遍的なものだと思うので、どういった方が対象でもアドバイスする内容はほぼ同じだと思います。

今回アドバイスさせてもらったことを、今後何かの機会に役立ててもらえれば何よりです。

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