電源機能を持ったクレジットカードから「ながら充電」流行の兆しが垣間見える
最近ふとワイヤレスの環境や機器が着実に増えているのを感じます。
インターネットのWi-Fiはいわゆるワイヤレスでインターネット接続ができる環境であり、今の若い方は一昔前の有線LANケーブルを見たことがないという方も多いのではないでしょうか。身の回りでもイヤホンがワイヤレスになっていますし、Apple Watchはワイヤレス充電です。iPhone Xもワイヤレス充電に対応しています。
これらワイヤレスとは関係ないと思われるかもしれませんが、ひとつ気になったニュースがあります。
三井住友カードが近いうちに、電源機能を持たせたクレジットカードを発行するというニュースがありました。日経新聞記事の一部引用します。
三井住友カードは早ければ2月にも、電源機能を持たせたクレジットカードを発行する。スイッチを入れてパスワードを入力しないと、カード情報を読み取るためのICチップが働かず、カード番号も表示されない。(中略)
カード番号の一部は液晶画面で、その横に電源ボタンをつける。顧客はカードの暗証番号とは別に4~8桁のパスワードを設定。電源をオンにしてパスワードを入力すると隠れている番号が表示され、使えるようになる。
最長8分で自動的に電源が切れるため、誤って道に落としたときなどにも番号が消え、他人は使うことができない。(中略)
電源機能を持つクレジットカードということは、裏を返せば充電が必要ということになります。少し面倒な気もしますが、スマホやタブレットとは違って低電力でも問題ないと思われるので、バッテリーの持ち自体はかなり良いのではないかと思います。とはいえいざ使いたい時にカードのバッテリー切れが起こる可能性もあります。
そこで上のワイヤレスに話題が戻るのですが、例えば「ワイヤレス充電器にクレジットカードを財布ごと置いておく」というシチュエーションが思いつきます。
スマホやタブレットのように都度充電器に接続するのは面倒でも、いつも財布を置く場所にシート式のワイヤレス充電器を設置しておけば、充電しているという意識がなくても自然に充電しておくことができます。
「本人に充電しているつもりがなくても勝手に充電されている=いつでも使用可能な状態になっている」という状況は、充電式のクレジットカードに限らず色々な機器やアイテムで広がりを見せていくかもしれません。
そうなればただの充電機器というだけでなく「インテリア要素を持ったワイヤレス充電器」や「〇〇しながら充電」「充電しながら〇〇」といった「ながら充電」というスタイルが普及していくのではないかと思ったりします。
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