カーシェアリングの主な目的は「仮眠」。意外な使われ方こそイノベーションの種

カーシェアリングのイメージ

NTTドコモによるカーシェアリングの意識調査で、車での移動以外の目的として最も多かったのは「仮眠」という意外なものでした。

カーシェア、「仮眠」目的も多く ドコモ調べ  :日本経済新聞

カーシェアリングのサービスを使ったことがない自分からすると意外に思ったこの回答も、ふだんから利用している方にとっては妥当なのかもしれません。

ちなみに他の回答としては「着替え」「カラオケ」「授乳」などといったもので、車本来の役割である移動手段としてではなく「部屋の代わり」という使われ方でカーシェアリングが利用されていることが多いようです。

そういえばカラオケ店でも、カラオケではなく単に仕事の打ち合わせや会議室として、カラオケ機器を借りずに利用すると部屋代が格安という場合があります。これもカラオケ本来の機能ではなく、全く別の用途として利用されているケースの一つだと思います。

このように「思ってもみなかった使われ方」いわゆる「予期せぬ成功」はピーター・ドラッカー曰く「イノベーション7つの機会」のうち筆頭に来る項目です。

イノベーションは考えて実現できるものではなく、自分たちでも予期していないところから来るというのがドラッカーのイノベーション論ですが、今回のように調査をして初めて気付かされる使われ方を目の当たりにすることで、イノベーションの種を見つけられる可能性があるかもしれません。

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