WDHA#32に出演させていただきました
2012年1月28日(土)に開催されたWDHA#32「配色でみる2011年のデザイントレンド&2012年の傾向予想」の第2部「デザイントレンド」のセッションに、青森からの代表ということでカームテックの古川さんと一緒に出演させていただきました。
今回のWDHA#32は、2011年12月10日に東京で行われた「CSS Nite LP, Disk 20:Webデザイン行く年来る年(Shift5)」の中でも好評だったセッション「デザイントレンド」を青森版として開催されました。
今回出演させていただく件については一週間前に話をいただいていたものの、内容の詳細は当日のお昼に打ち合わせて把握したという按配で、会場入りしてからはひたすらセッションの予習、第1部が始まってからも話を聞きながらひたすら予習を続けるという感じで、出番前にかなり疲弊していたのは後の懇親会で明かした事実です(実際セッション終わったあと周りの方々に「顔が疲れてますね」て言われました)。
第1部はカラー&Webデザイン フォルトゥナの坂本さんによる「Webデザインにおける配色基礎」ということで、サイトのデザインの中でも特に色にまつわることについてお話いただきました…と思います(予習しながらだったので全部聞き取っていたわけではないんですが、ちょこちょこ拝聴しながら勉強させていただきました)。色をメインテーマにした内容のセッションは久しぶりだったのでとても勉強になりましたし、第2部の内容も含めてですが坂本さんの知識の深さやマーケティング視点など大変参考になりました。
第2部の「デザイントレンド」ではWebアクセシビリティからの視点ということで、Greativeの原さんをメインに坂本さん・古川さんと一緒にスピーカー側で参加させていただきました。様々なデザインの傾向について4人がかりでバシバシしゃべらせていただきましたが、視点が違うと色々な見方があるなと思いながら、勉強しつつしゃべらせていただくという感じでいました。
思えばWebアクセシビリティについて今回のように異なった視点(配色やUX、IAなど)と混在する形で話をさせていただいたのは初めてかもしれませんが、それが個人的にすごく新鮮だったというか、これならWebアクセシビリティにも違った形で興味を持っていただけたのかなという気がしました。
Webアクセシビリティだけのトピックで話をするとどうしてもそれに偏らざるを得ないと思ってたので、今回のように他の視点やジャンルと交えてWebアクセシビリティについてご紹介することは自分自身とても充実してましたし、いつもはあまりフォーカスしないようなWebアクセシビリティの視点(拡大して閲覧するユーザーや次のページの内容が把握できる仕掛けなど)からお話ができて良かったと思いました。
また、しゃべらせていただいた中にはWebアクセシビリティとは関係ない視点(企業のメインビジュアルが変わってきた傾向について、キュレーションの傾向が見て取れるということなど)も話すことができました。坂本さんも企業の色をコンサルする際にはその企業背景を知らなければできないとお話されていたように、Web技術以外のことに関して重要な要素が沢山あると思います。そういった意味でもWebとは関係ないキュレーションについて少しお話させていただきました。
今年のデザイントレンドについて、各視点からの予測ということで私からは「順応と寄り添い」を挙げさせていただきました。
「順応」はWeb技術への順応です。HTML5やCSS3といった新しい技術が普及しつつあるなか、音声読み上げソフトなどはそれに順調に対応しているわけではありません。ソフトの開発者だけでなく制作者や利用者など色々な立場からWebの技術に順応し、より使いやすいWebにしていくことが必要だと思います。
「寄り添い」とは新しいデバイスへの配慮という意味があります。タブレットPCやスマートフォンが普及してきましたが、指で直接画面を操作するインターフェイスはPCの時のそれとはかなり異なります。ネットスーパー体験講座などでタブレットPCを使うユーザーさんを見ていて実際に感じていることです。こういう新しい変化の時、それまでの手法が正しく機能するとは思っていなくて、アクセス解析で色々な判断をするのではなく、実際にユーザーと隣りあわせで寄り添ってその様子を目の当たりにしながら、より使いやすいインターフェイスや仕組みを模索していくべきだと考えています。
終わった後は精根尽き果てた感じでくたくたになりましたが、懇親会の時に「高森さんの本気を見た気がしました」と言ってくれた方がいて、頑張った甲斐があったなと嬉しかったです。お声をかけていただいたWDHAの皆様ありがとうございました。
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