メンターが見つかれば人生は9割決まる!【読書レビュー】

レビュープラスさんから「メンターが見つかれば人生は9割決まる!」をいただいて読みました。

ちょうど「メンター」というキーワードが気になっていた時に本書のレビュー応募があったので、いいタイミングだと思って拝読しました。

社内メンター制度など、組織での人的なマネジメント手法が実践されている例を新聞などで見かけることが多くなりました。例えば上司と部下という縦軸をあえて逆にしてみたり、組織を横断した人と人とでメンター役と相談する役に分かれてみるなど、色々なやり方で組織マネジメントの改善が図られているようです。

個人的にはメンターという仕組みについての事例やメリット、それによって得られる個々人や組織への効用が知りたかったのですが、本書はそれとは少しコンセプトが異なっていたようでした。むしろよく考えてみると、メンターというよりコーチング系の知識を得たかったんだなと本書を読みながら気付いた次第です。

本書のコンセプトは「成功者には人生のロールモデルとなるメンターが例外なく存在する。そのメンターからはモデリングという(本書で紹介する)技術を使うことで成功に必要なものを得ることができる」ということで、そのモデリングについての手法を主に紹介されています。

読書についての投資効果の高さなど、賛同できる点もいくつかあったのですが、最近穿った視点ももつようになったりというか、自分とは考えが違うかなという点もあり、色々な考え方があるなと思いながら読みました。

書籍で紹介される手法は著者の業種や経験によって違いが出るので、一概に否定しないですが「メンターに学ぶ期間を1年間が理想」などは、職業によっては当てはまらないことも多いかなと思いますし、「先輩や上司、歴史上の人物、恩師をメンターにしない」なども、そうかなと個人的には思ったりします。

人それぞれの考えがあるので、どの意見が正しい正しくないかの問題ではないですし、自分と異なった意見もまたそれを知ることで自分と異なる視点を得られるという意味では良かったと思います。

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