iPhoneやiPadで使えるBluetoothマイク。UDトークで使用するのに最適
聴覚障害の方を対象とした講座では、情報保障として手話通訳の方に通訳をお願いする場合が多いです。
一方、手話はあまりわからない聴覚障害の方にとっては、手話よりも字幕での情報提供が望ましい場合があります。
青森で行っている講座にも字幕のほうがよいという受講者の方がいて、その方向けにUDトークを使って私が話す言葉をリアルタイムでiPadに表示するようにしていました。
UDトークはBluetoothマイクを認識できるようになったので、以前はiPadにAirPodsをBluetooth接続してUDトークに音声を伝えていたのですが、これにはひとつ難点が。
私がしゃべるだけなら問題ないのですが、たとえば別の方が話している言葉をUDトークに伝えたい場合、AirPods(イヤホン)を別の方に使ってもらうというのはいろいろな意味で抵抗があると思います。
試しに私がAirPodsをつけたまま話者の近くに寄り、話者の話す言葉を拾えるか試してみたのですがこれは微妙。マイクにもよるかもですが、やはりマイクは話者が身につけるくらい近くでないとUDトークへ正確な情報が伝わらないようでした。
これを解決するために購入したのが小型ワイヤレスマイクSabineTek SmartMike+。
これなら自分以外の人の話し言葉をUDトークに拾わせたい時に、かんたんにマイクを渡すことができます。
iPhoneやiPadとの接続はBluetoothでかんたんにつなげられました。録音機材として使用するなら専用アプリがあった方が良さそうですが、単にBluetoothマイクとして使用するだけなら専用アプリも使う必要はなさそうです。
認識精度もまずまず良く、話し手がきちんと丁寧に話せばUDトークの認識精度も問題ないように感じました。
購入したときの金額は1万円ちょっととそこそこするのですが、小型で軽くかんたんに装着できること、Bluetooth接続も簡単ですぐ使えること(レシーバーなどを端末側に装着する必要がない)を考えると、値段なりの価値はあるのではと思います。
職場の会議などで難聴の方がいたり、話し手の言葉を字幕表示したい場合などには重宝すると思います。
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