
Claudeの資料的ビジュアル作成機能が秀逸
アンソロピックの生成AI「Claude」。しばらく使ってなかったんですが、最新バージョンの「Claude 3.5 Sonnet」がけっこう話題になっているのが気になり、再課金して少し使ってみました。
けっこうすごいと思います。特に新機能のArtifactsがすごくいい感じです。Artifactsの特徴は以下のようなもの。
- リアルタイム表示
ユーザーがClaudeにコンテンツ生成を依頼すると、生成物が会話と並んで専用のウィンドウにリアルタイムで表示される。 - インタラクティブな編集
生成されたコンテンツをその場で確認し、会話をしながら修正することができる。 - 多様なコンテンツ生成
コードスニペット、テキストドキュメント、ウェブサイトデザイン、フローチャート、マーメイド図、SVG画像などを生成できる。
個人的にすごく良かったのは3つ目のコンテンツ生成。Xでも話題になっているんですが、プロンプトで読み込ませた資料を元に、要約した内容の画像やHTMLが作成できます。何よりそのデザインがシンプルにいい。以下は某自治体の財政状況と町政運営の分析について、ChatGPTのディープリサーチで調査した内容をClaudeに読み込ませ、HTMLに変換したもののスクリーンショットです。

見た目にわかりやすく整理されたレイアウト。グラフ化されわかりやすいビジュアル。華美なデザインでもなく、バランスの取れ具合が絶妙です。本当にすごい。
ディープリサーチとはいえハルシネーションの可能性は否定できないので、使う場面によっては入念なチェックが必要だとは思いますが、たたき台としては十分な仕上がりだと思います。
今後期待したいのは、出力形式を増やしてほしいですね。今のところパワーポイント形式(本当はKeynote形式が良い)やPDF形式の出力には対応していないようです。編集可能な形式としてはSVGや一部のXML形式のファイル形式に対応していますが、この辺もう少しローカルで再編集・再利用しやすいファイル形式でダウンロードできるようになったらいいなーと。
調査結果の情報を元にビジュアル化する方法として、Gammaなどスライド生成AIも試してみてるんですが、Gammaはなんというか「もう一息」感があるんですよね。その他いろいろAIには今後も期待です。
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