みんなのドラッカーと聞いてピンとくるのが、ドラッカー本の翻訳者として、また日本でのドラッカーの分身として紹介される上田惇生さんがよく言われる「それぞれのドラッカー」という言葉です。ドラッカーの言葉は読み手それぞれに対して適切な言葉や気付きを与えてくれるということを評しているわけですが、自分もそのように感じています。
個人的にはジャンルをあまり問わず色々な本を読むようにしていますが、同じ本を繰り返し読んでいるのはドラッカー本くらいかもしれません。前にも読んでよく覚えているはずなのに、改めて読むとまた違った気付きを与えてくれます。それは他の本であっても言えることなのでしょうが、ドラッカー本がいわゆる古典に属する面もあることから、本質や根本を確認したいと思ったときに頼れるというイメージがあるのかもしれません。
その他にもキーワード別お勧めドラッカー本や「もしドラ」アニメ化の話題、そしてドラッカリアンが選ぶドラッカーの名言集など盛り沢山です。特に名言集は原文と和訳の両方が乗っており、キーワードの前後の文脈も掲載されていて良いです。またそのキーワードも
などといったジャンル別に分けて紹介されていてこれも分かりやすいです。ここに並んでいる名言の数々を眺めてちょっと考えてみるだけでも、大いに気付きや学ぶべきことがあると自戒させられます。
いきなりドラッカー本を読むのは難しそうとか、どの本から読めばいいのか迷っている際には大いに参考になると思います。個人的にはすでに持っていながら手を付けておらず、かつ今自分が興味ある「リーダー」についてこの特集でお勧めされていた「非営利組織の経営」を読んでみたいと思っています。
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それぞれのドラッカーというのは、読み手が置かれている状況で大きく違うんでしょうね。
環境の変化・興味の変化・立場の変化などなど。
以前読んだ本も読み返してみようと思います。
>Kohさん
自分も以前買ったドラッカー本をたまに読み返したりしてます。
Kohさんのように他の人が読み返してみようかなって言われるのをみるとなお読みたくなってきます(笑)