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親が死ぬまでにしたい55のこと 涙

成田17回目のレビューです。前回まで読んでいた「7つの習慣」も読み終わり、今回は自己啓発からジャンルを変えてこの本にしました。

「親が死ぬまでにしたい55のこと 涙」になります。

タイトルでもう本書の中身の想像がつくと思いますが、想像の通りです。親が死ぬまでにしたい、55のこと。しかも、涙。

「涙」の通り、泣きそうになる内容ばかりでした。事務所でも人知れず読んでいたのですが、思わず涙がこみ上げてきてやばかったです。

私の1番泣きそうになったお話を1つ掲載します。

「親とメールをする」

一人暮らしの母に携帯をプレゼントした、もちろん、高齢者向けの「デカ文字」タイプである。遠く離れて暮らしている母は、これでいつでも連絡が取れるとうれしそうだった。
(中略)
機械に弱い母に使い方を教えるのは簡単ではない。取扱説明書を見せながら説明してもわからないというので、紙に操作の手順を書いて説明した。ついでにメールの使い方も。
数日後、家に戻った僕は、ためしに母にはじめてメールを送ってみた。でも返事はいっこうに返ってこない。
電話を入れてみると、僕のメールは見たけれどメールの送り方がわからないという。電話口でメールのやり方を幾度となく教えたが、結局ダメだった。
それでも携帯で会話はできるようになり、数日に一度は電話で話をした。
でもやはりメールは一度もこなかった。

半年前、その母が父の後を追うように急逝した。
いつも母が身につけていた携帯は遺品となった。葬儀のあと、母の携帯の履歴を見ると、未発信のメールが何通も残っていた。
スクロールしてみると、すべて僕宛のメールだった。その後も何度もチャレンジしていたのだ。
携帯を贈ったあの日のメールにたどり着いた。
「けいたいでんわありがとう。めえるはたいへんです。これはあたまのたいそうみたい」
読みにくい母の文章。なんとかメールを送ろうとする母の姿を想像すると、傍にいてメールの送り方をもっと教えてあげればよかったと、涙がこみ上げて止まらなかった。

(34歳男性)

今ここにこの文を打っているだけでも、私もこみ上げてくるものがあります。

「孝行したいときに親はなし」や「後悔先に立たず」のことわざは、まさにこのことを言っているのではないでしょうか。

私も去年のふとしたことがきっかけで「親孝行」を意識的におこなっていますが、これからも継続していきたいと思います。

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