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Categories: 本・読書

歴史魂2(2011年4月号)

レビュープラスさんから戴いた「歴史魂 2011年4月号」のレビューです。地震の影響を考慮していただいてレビューの締め切りを延ばしてもらっていただいたのを良いことに締切日でのアップ(年度末で忙しいこともあり助かりました)。


前回の歴史魂1(2011年1月号)の巻頭特集は石田光成でしたが今回は真田幸村と、豊臣~徳川時代の近い時代にフォーカスされている感じです。巻頭特集は「真田幸村と四人の勇者」ということで、真田幸村の他に毛利勝永、後藤又兵衛、赤石全登(あかし たけのり)、長宗我部盛親(ちょうそかべ もりちか)の四人について、世に出たきっかけからその最期までが詳しく紹介されています。

歴史魂の特徴としては表紙からも分かるように若い層をターゲットにしていることが、それぞれの武将のイラストからもよく分かります。これが歴史の教科書に出てきている絵などであればまた雰囲気も違う感じがするのですが、歴史魂の紙面はおそらくそれだけではない感じがします。紹介人物のイラストはもちろんですが、若い人でも興味を持ちそうな要素が紙面に多く含まれている感じがします。全く内容と関係ない感想なのですが、強烈なイラストからそっちの方に興味が湧いてしまった次第です。

イラストだけでなく例えば各武将の能力を「武力・知力・政治力・統率力」などのパラメーターで紹介してあれば、その武将を詳しく知らなくても「とにかく強いんだ」とか「人を統率するのに長けてるのか」といった漠然としたイメージを持てる感じがします。また、文章も前半の紙面ではジャンプ率(テキストレイアウトにおける本文と見出しの文字サイズの比)が高く、導入としての紙面に配慮されている感じがします。もちろん読み進んでいけば小説などじっくり文章を読めるコンテンツも用意してあります。

また、個人的にツボだったのは前号に引き続き別冊付録の「REKIDAMAコミック劇場」。登場人物について多少でも知識があればそのオチを何倍にも楽しめるでおなじみのコミック集。戦国武将を猫キャラにしての冒頭は今回も面白かったです。

内容にあまり触れずにケチをつけるレビューもどうかと思いますが、強いて言うと残念なのは特集が真田幸村なのに、幸村に付き従った家臣「真田十勇士」について全く話題がなかったのが残念でした。架空の人物たちということもあるのでしょうが、そこはちょっと夢を見たかったというか(謎)結構ページを割いて特集してほしかったです。また、三国志の登場人物が出ることについては三国志も好きなので結構なんですが、戦国武将と三国志の武将を比較してもな~という感じがしたりしなかったり。でも無かったら無かったで「あったら面白いのに」とも言ってしまいそうなアンニュイなコーナーも気になったりの内容盛りだくさんの一冊です。

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