参加者は私を含めて四人。てつがくカフェでお世話になっている方々がはるばる青森市から来てくださったり、自身も読書会を開催している学校の先生も参加してくださいました。皆様ありがとうございました。
今回はお題の本などは特に決めず、各自がオススメする本を持ち寄って他の参加者にそれを紹介するという方式でやってみました。皆さん一冊は持って来られるだろうと思っていたのですが驚いたことに全員2~4冊持参。しかもジャンルも全く違い、それぞれの興味軸の違いがまた面白かったです。ビジネスモデルを個人に応用する方法、サブカルチャー感たっぷりのもの、架空の生態をあたかも本当に実在するかのように書かれたもの、ホメオパシーに関するものなど多岐にわたる話題が盛りだくさんでした。
私はといえばこの日の前日に読み終えた「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる
今回の読書会で個人的に良かった点が二つあります。一つは自分とは興味の異なるジャンルについて広く触れられたこと。もう一つは言葉によるアウトプットの体験でした。特に後者については特に喋る準備をしていたわけではなく、読んだ感想をほぼぶっつけ本番で他の参加者に分かりやすく説明するという必要があります。いつものセミナーや仕事のプレゼンでは入念な準備をして臨むのですが、今回のようにある意味自力さと柔軟さが求められる状態を経験できたのはとても有意義でした。読書会という名目ではありましたが、仕事の力を養うのにもとても良い機会だと感じたので、ぜひまた五所川原なり青森市なりで開催したいと思っています。
ちなみにMAKERSでは3Dプリンターなどがよく出てくるんですが、ここのところニュースでも3Dプリンターをよく見聞きするようになりました。この辺りさすが「FREE」でフリーミアムの概念を取り上げたクリス・アンダーソンらしく、世のトレンドを追う目に驚いています。