国内外の社会問題について広く浅く紹介されているので、世相の動きを(ポイントは絞られますが)ざくっと抑えるに良いと思います。
また単に事実のみの掲載だけでなく、諸問題に対する著者の見解と提案が付け加えられていることは、執筆した記事に対する責任として評価できると感じます。
著者は他の著作でも独自の提案を数多く挙げていて、それが実際の政治に採用されたケースがどれほどあるのかは分かりませんが、津波や農業など国内の重要課題に対して、どの程度効果があるのか実際に適用されるのを見てみたいとよく思います。
各トピックスも比較的短くまとまっていますし、ページ数自体も広告部分を除けば30ページ程度なのでさくっと読みやすいです。ただこのボリュームに対する値段が相応かどうかは、読む人によって異なるかなと思います(個人的にはもう少し安くても良いかな)。
本書についてのレビューをAmazonのカスタマーレビューに掲載しました。