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「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」八戸市第1期第2回

八戸市で開講中の「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」第1期は10月3日に第2回を行いました。

今回はシニアについての特性や、シニアの方にiPadなどの使い方を紹介する上でのポイントについて主に行いました。

年齢を重ねるにつれて身体的な衰えは誰にでも出てきます。個人差はあれども五感のあらゆる点に影響が出て、ひとつのことでも複合的な要因が重なって困難になることが出てきたりもします。

例として挙げたのはレジでの勘定。視覚(お財布の中のお金を見つけにくくなる)、聴覚(店員さんの声が聞き取り辛い)、触覚(お財布からお金をスムーズに取り出せない)が関係するほか、支払いに必要なお金の計算を頭の中で行うのが難しくなったりといった場合もあります。

こうしたことが重なるとレジでの支払いに時間がかかり、後ろの人を待たせてしまうことに後ろめたさを感じてしまったりすることもあるようです。年配の方にとってレジは恥をかいたり嫌な思いをさせられる場所にもなり得る意外な場所と言えるかもしれません。

今回は講座の中で説明したことについて、受講者の方が知っていることや、受講者の方が使っていて面白いと思うアプリを紹介してもらう場面もありました。

上の写真はSafari(ネット閲覧アプリ)でタブについて受講者の方に説明してもらっている場面です。

タブは複数のサイトを開いてキープしておける便利な機能ですが、シニアの方にとってはタブの概念がわからなかったり、意図せずタブで新しくページが開いたことを理解できなかったりすることがあります。慣れている方にとってはごく普通の機能でも、人によっては気にかけてあげたいもののひとつです。

また、私がまだ使ったことがなく気になっていたアプリを、すでに使っている受講者さんが説明してくれる場面もありました。

UDCastは映画館やDVDなどの映画を見る時に、映画の上映と同期して副音声のように解説を聞かせてくれたり字幕を表示してくれるアプリです。

全盲の子供さんがいらっしゃる受講生の方が、子供さんが映画を見る時にこのアプリを使って楽しんでいますと紹介してくれました。

人がたくさん集まるとそれだけ情報も経験もたくさん共有できるので、受講生の皆さんだけでなく自分も勉強になります。お互いみんなで楽しく学び合えるのが講座のいいところだと思います。

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