八戸市に続き、2022年7月15日、青森市で「障害者の方が仕事で活用できるICT技術を身につける講座」第2期がスタートしました。
昨年度に続いて青森市でも2回目の開催。昨年受講してくれた方々と、初めて受講される方々が半々くらい。初めてお会いするろうあ者の方もいれば、かなり久しぶりに再会できた方もいてお懐かしく。また支援者（手話通訳）の方の参加もあって、当事者の方と支援者の方が学んでもらえる体制になりました。
初回は定番のiPadの基本的な知識と基本操作。この日は質問もたくさんいただいて、iPadの活用法を受講者の皆さん自身の頭で考えている様子が伺えました。たとえばふだん講師をすることがあるろうあ者の方からは、パワーポイントで作ったものをiPadに読み込んで使えるかや、iPadとプロジェクターの接続方法についてなど、実用的な質問がありました。
またカメラアプリで動画の撮り方を学んでもらった場面では「音声無しで動画を保存できますか？」という質問も。アプリで動画を編集する際に音をカットできることをご説明したりなど、ろうあ者の方ならではの質問もたくさんありました。
受講者の中にはお一人難聴の方がおり、手話はまだ慣れていないという方がいらっしゃいました。その方の机にはUDトークを起動したiPad Proを置き、私の音声をAirPods（ワイヤレスイヤホン）でUDトークに拾わせリアルタイムに字幕として表示させるようにしてみました。以前金木高校さんで使った時のようにスムーズでない場面もありましたが、多少は役に立っていたように思います。いろいろ調整しながら試してみたいと思っています。