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Categories: 本・読書

「ひと言で気持ちをとらえて、離さない77のテクニック キャッチコピー力の基本」

市前です。タイトルの本のレビューです。

以前レビューを書いた「文章力の基本77」のシリーズです。「自分に関係がある」と思ってもらうことは、「人の関心を引かなければならない仕事」のあらゆる場面で必要な大原則です。私はレポートやプレゼンなど、アウトプットする機会が多い割にはキャッチコピー力が危機的状況だということに気づき始めたので読んでみました。

本書は中吊り広告や本のタイトルなど日常目にするキャッチコピーを集め、それぞれの良い点または改善点を書きだしています。

「キャッチコピー力の基本」として

  • 自分に関係があると思ってもらう
  • 強い言葉を使う
  • 相手の心に「何で?」をつくり出す

が挙げられています。そして、キャッチコピーを作成する際のポイントは大別すると以下の8点です。

  1. 「言い切り力」をつける
  2. 「読み手」に考えさせる
  3. 「語呂のよさ」を考える
  4. 「比喩力」を磨く
  5. 「名言」を貯金する
  6. 「組み合わせ」て化学変化を起こす
  7. 「造語力」を身につける
  8. 「ストーリー」を喚起させる

8個の基本テクニックについては、各章で端的に説明されている上に事例も多く、初心者の私にも分かりやすかったです。ただ、私の場合は本書を読んだらすぐに斬新なキャッチコピーが生まれるわけではありませんでした。目次に「身につける」「貯金する」という単語があるように、日頃から商品や企画のターゲットについて思いを巡らせ、その方々にはどんな言葉が刺さるか考えるトレーニングが必要だと思います。

コピーについては、伝説的コピーライターのジョン・ケープルズ氏が70年以上前に書いた「「ザ・コピーライティング」が事務所にあったので読んでみました。かなりのボリュームですが、広告を効果測定する重要性や影響力のあるコピー・無いコピーについて書かれている、見ごたえのある1冊です。まだ1回しか読んでいないですが、コピーの歴史や奥深さを知ることができました。これらの理屈をよく理解した上で本書を読むと、より実践につながると思います。

素人の私はとにかく練習あるのみ!だと思いますので、まずはメールの件名やミーティング資料のタイトルなどから工夫したいと思います。

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