青森県三沢市で開講中の「障害者・シニアの方へiPadを教える人財育成講座」第4期は昨日第6回を開催しました。
第6回は視覚・聴覚障害について、それぞれの当事者の方にお話してもらう特別講義。最初に聴覚障害について、地元三沢市のろうあ者の方にお話しいただきました。
一口に聴覚障害と言ってもその状態は人それぞれで、コミュニケーション手段も手話が主な方もいれば筆談が良いという方もいます。そうした事例を豊かな手話で解説いただきました。
指文字の五十音もひとつずつみんなで練習。立てる指の本数や向きの違いによって、一見同じように見える指文字がそれぞれ異なるというのは改めて驚かされます。勉強になるお話をありがとうございました。
後半は視覚障害について、青森市から角田まき子さんにお話しいただきました。
iPadに出会った経緯や、実際にiPadを買ってから試したアプリ（動画や地図など）についてのエピソードを楽しく紹介してくださいました。現在はRABラジオ「耳の新聞」でパーソナリティをされていることもあり、耳に心地よい美声とお話の展開が上手い辺りさすがだなと感心。
話の中では、まき子さんが実際にiPhoneで文字入力をしている様子をデモンストレーション。VoiceOverを使いながらフリック入力で文字を入力されていました。最近では文章を書くときもパソコンではなくもっぱらiPhoneで行うそうで、メールやLINE、ZoomなどiPhoneを活用されているそうです。楽しいお話をありがとうございました。
また今回は、昨年の講座を受講し、現在は視覚や聴覚に障害のある方向けにITサポートを行うチーム「Tap Tap Support」を結成し活動してくれている蕨さんと木村さんも八戸から駆けつけてくれました。ぜひ三沢でもこのチームに参加してくれる方が出てきてくれればと思っています。
はるばる八戸から駆けつけていただいてとても懐かしく、去年八戸で行った楽しい講座の様子を思い出しました。お二人ともありがとうございました！