iPadリリース。方々の可能性を考えてみる。
Appleから話題のタブレット型Mac、iPadが発売されましたね(日本では2010年3月頃からとか)。「iPhoneとMacの中間に位置するデバイス」と言われるこの新しいMac。今後どういう市場を作り出していくのでしょうね。
真っ先に言われているのは電子書籍市場ですね。雑誌や新聞などあらゆる書籍を電子化してダウンロード・閲覧ができる市場に注目が集まっています。競合の有名どころはAmazonのKindleでしょうが、電子書籍の部分だけでみると個人的にはまだ両方とも主力にはならないのかなと思ったりしています。iPadで言えばバッテリーの持ち時間が公称10時間ということで、なんとなく頼りないかなという気がしています。iPadはiPhoneアプリが使えるということもあり、それらを併用することによるバッテリーの消費は意外と無視できないかなと思っています。その点で言えばkidleの方が優位(2日~1週間!)に見えなくもない。また、日本では電子書籍流通の仕組み作りがこれからということもありますし(電子雑誌配信のテストも行われているようですね)、日本語対応などそういったインフラ整備にまだしばらくかかるうちにはiPadもKindleもアップグレードが1,2度あるのではないかなと思ったりしています。
「大きなiPhone」と形容される点についてはどうなんでしょう。確かに3G対応で外部でもインターネット接続は可能なのかもですが、iPadってカメラが付いてないんですよね?ipod touchからiPhoneに変えたがっている自分にしてみるとカメラの有る無しも結構重要な点で、カメラ無しというのはなんかちょっと意外だったような気がします。電子書籍という点でみれば不要かもですが、iPhoneアプリが使えるデバイスにおいてカメラ無しはちょっと寂しいなあという感じです。
発売したばっかりのAppleの商品をあんまり誉めていない自分が意外なんですが(笑)。
ただ、「タブレット」というデバイスの在り方についてはすごく興味があります。それはユーザーに新しくて良質なUI(ユーザーインターフェイス)を提供できる可能性があるからです。パッと思いついたのは「ATMをお手元に」というコンセプト。ある意味銀行の入り口にあるATMやタッチパネルの装置がユーザーの手元で操作できるようなものなので、PCに不慣れなユーザーでも容易に操作を行える可能性があると思います。あるいは四肢に障害のある方にも場合によっては扱いやすいデバイスとして受け入れられる可能性もなくはない。かといってインドアな状況だけではなくて、外での活動でもタブレットの性能が活かせるような場面、マウスやキーボードが使えず、かといってiPhoneの小さい画面では不便と感じるような場面(例えば工事現場や立ち仕事)ではより使いやすいツールとして活用されることもあるかなと思ったりとか。
まだまだ浅いと思うので、一人なり何人かでブレストしてアイデア出しをしてみたいですね。
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