「WEB MARKETING 75 Rules for Success」

web_marketing75市前です。本のタイトルどおり、Webマーケティング成功の法則について書かれています。

第1章では、Webサイトを訪れているユーザーが、何を求めているか把握するため

  • アクセスログを解析する
  • 検索の複合キーワードを調べる
  • アンケート調査を実施する

などが挙げられています。アンケートは年齢、性別、職業などの属性はすぐに分かる一方、聞いたことしか分からないという特性もあります。潜在ニーズはユーザーへのインタビューやユーザビリティテストが効果的だそうです。

第4章の「集客マーケティングで成功する」では

  • リスティング広告
  • アフィリエイト
  • 懸賞キャンペーン

ほかいくつかの集客方法について説明されています。特に、2004年ごろから急速に利用されるようになったといわれる「ブログ・口コミ」は、「webマーケティングの新領域」として第6章で取り上げられていて、

  • トラックバックキャンペーンの集客
  • ブログパーツによるマーケティング
  • 企業内でアルファブロガーを育てる

など、12の法則が紹介されていて、充実した内容です。

ユーザーが欲しい情報のほかに、おすすめ情報を提供する際、タイミング如何で逆効果になるというのは納得でした。購入や資料請求を迷っている人が、他にも検討材料が増えたことにより、購入しなくなるケースのことです。その点、「Amazon」はとてもよく出来ていると感じます。

チラシ・TV・雑誌・電車の中吊りなど、私たちは日ごろから様々な情報に囲まれてるので、ユーザーがどのような経路でサイトにたどり着いたか、ニーズを整理するためにも、最初の段階でアクセスログ解析が必要なのだと思いました。

今の仕事内容と近いので、webマーケティングの全般について、とても興味深く読みました。個人的には、本書を深く理解するためには、具体的な事例がもう少し紹介されているとありがたいと思いました。ただ、自分で情報収集することで勉強になったので、結果的には良かったです。

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