物語に出てくる登場人物の相関関係を描けるAI
テーマを元にプレゼンテーションのスライドを生成したり、読み込ませた情報をマインドマップで整理してくれるAIはいろいろあります。
マインドマップで整理できるのは便利な半面、マインドマップは物語に登場する人物たちの相関関係を現すような場合には不向きなことがあります。マインドマップのアプリによっては個別のマインドマップ間のブランチ(枝葉)をつなげられる場合もあるのですが、現在出回っているマインドマップ系の生成AIサービスでは、そこまでのものはあまり見かけないような気がします。
物語の人物相関を的確に表現するためには、マインドマップではなく、より柔軟に要素間をつなげる方法が求められると思うのですが、これについてけっこう的確に図式化してくれるサービスがEraser AIだと思っています。
Eraser AIは主に技術設計とドキュメント作成のためのAIサービス。プロンプト(指示)に基づいてクラウドアーキテクチャ図、データベース図、シーケンス図などの技術図解を瞬時に生成してくれるという、どちらかと言えば技術者向けのサービスです。
しかし使いようによっては技術系以外の情報を整理・図式化することにも使えます。それこそこれを使って物語の人物相関図を描けないかと思いました。
そこで試したのが、まずChatGPTで架空の物語のかんたんなあらすじと登場人物を作成。その文章をEraser AIに読み込ませ「この内容を元に人物の相関関係を図式化して(日本語で)」と指示してみて出来上がったのが以下の図です。
指定した文章と生成された図との間に齟齬がないか目視でチェックしてみましたが問題ありませんでした。これはけっこうすごい。マインドマップ形式ではこうした柔軟な図解は難しいと思います。
物語のプロットや人物の相関関係を整理したい図式化したい場合には、とても役に立つのではと思います。
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