ビッグデータ革命【読書レビュー】
2度目の登場になります竹花です。
最近事務所でこの「ビッグデータ」という言葉を耳にし、少し気になったのでこの書籍を読んでみました。
ビッグデータは最近出てきた言葉なので、はっきりとした定義が曖昧なのですが、本書では以下のように定義づけています。
「高精細、高頻度で生成され、多様性に富むデータ」
この定義だけ見るとちょっとわかりづらいかもしれませんが、本書の趣旨としては、コンピューターの処理速度が上がったことで沢山の情報をより早く処理できるようになり、取得出来る情報の種類も多くなったので、その膨大な情報を上手く利用して社会に役立てようということでした。
本書で取り上げられているのは首都圏を主とした内容が多いのですが、これを地方でどう使って行くかを考えなければいけないと思います。
例えば著者が挙げている「全力案内!ナビ」というアプリを見てみると、タクシーやアプリ利用者のデバイスに搭載されているGPSからの位置情報を使って渋滞情報などを取得し即座に反映してスムーズに通れる道へナビしてくれるというアプリなのですが、タクシー会社と連携しているのは主要都市のみのようです。
理由として挙げているのは、深刻な渋滞が起こるのは主要都市に限られるからといった内容なのですが、そんなことはないですよね?東京でも6年ほど運転はしていましたが、むしろ青森の雪が積もった冬の道路を走行している方が渋滞に巻き込まれる確率が高いです。
このように、地方では地方なりのビッグデータの利用法があり、その地域に必要とされているものを考えなくてはなりません。
私たちの携わるWeb業界は、職業柄様々な業種の方とのお付き合いがあります。そして、その様々な業種に対してある程度の知識を持っていないとWebサイトを作ることすら出来ないです。
これから各企業が多種多様なビッグデータを持つ時代となることが予想されますので、そのデータを解析し、サイト制作のみならず経営全般のアドバイザーとなれる人材が必要とされてくると感じています。
そういった人間になれるよう努力していきたいと考えています。
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