情熱大陸 勝間和代さんの回にみる効率・知的生産術

勝間和代

5月11日の情熱大陸は経済評論家の勝間和代さんでした。番組内でも言われていましたが、勝間さんの出す本は必ず売れるといわれていて実際出せばAmazonで首位確実なほど人気があります。自分も書評系ブログのレビューやAmazonのカスタマーレビューを参考に何冊か買わせていただいてます。

番組では著書からも窺い知れる勝間さんの「効率的」な一日の過ごし方が随所に見られました。本では知っていることでも実際に映像で本人がされているのを見ると面白かったですね。例えば普段の移動手段に自転車を使っているシーンが出たりとか。番組では詳細に触れられていませんでしたが、勝間さんの自転車にはGPSナビが搭載されていて道に迷うことなく(まさに効率的に)目的地へたどり着くことができたり、自転車のペダルはそれ用のシューズと合わせれば前にこいだ時だけでなく後ろにこいだ時にも加速される仕様だったりするそうです。

事務所に着いた勝間さんのオフィスで、メインに使用されていたのはPanasonicのレッツノートでした。これも著書で取り上げられている機種で、自分もこれの小さいタイプ(ちょい昔のR3)を持っています。一般の家電量販店では他のメーカーに比べて置いてある数が少ないですが、モバイルノートとしては非常に評価の高い機種です。しかし番組内で注目すべきはレッツノートではなく、それに接続して使われていたキーボードです。レッツノート自体にもキーボードがあるのに、なぜわざわざ別のキーボードを使われていたか。これはよく見ると一般的なキーボードと違うのが分かります。

勝間さんが使われていたのは「親指シフト」という機種のキーボードで、ローマ字入力ではなくかな入力するためのキーボードです。しかしそれだけではなく、各キーに振ってあるかなの位置も独特に配置してあります。この配置はホームポジションからほとんど手を動かすことなく入力できる位置に配置されていて、一つのキーに複数のかなが振り分けられているタイプです。普段よく使われるローマ字入力に比べて、親指シフトに対応した入力を行うと文字の入力スピードが上がるそうです。考えてみればローマ字入力の場合、ひらがな一つ打つのにもキーを二回打っていることを考えれば、一回で済むかな入力のほうが効率がいいというのは当然かもしれません。

他に気づいた点で面白かったのは、ランチで相手を待っている隙間時間に行っていた読書。見開き2ページを6秒で読み終える驚異的な読書スピードが紹介されていました。これについてナレーターでは「3日間11万円のセミナーで身に着けた速読術」とありましたが、勝間さんの著書から詳しく言うとこれはフォトリーディングという速読方法だそうです。個人的にフォトリーディングはもっと早い(見開き1秒とか)ものかと勝手にイメージしていたのですけど、6秒でもかなり早いですもんね。自分もフォトリーディングに興味があって本を買ってみたりしてましたが、あれは確かにセミナーか何かでやった方がいいと思います。ちなみに3日間11万円のセミナーですが、園善博という方がされていたそのセミナーはすでに終了されているようです。残念。

あとはやっぱり書籍代ですか、月15万以上。番組内でも両手に山盛り3万円超買い込まれていました。あれだけの量を消化するには何かしら速読術を身に着けた方がやっぱり効率的ですもんね。。それから一日のタイムスケジュール。朝も夜も無いほどの過密スケジュールかと言えばまったくその逆で、睡眠時間6~7時間に子供との時間2~3時間、自由時間2~3時間(主に入浴だそうです)と、意外なほどゆったりしている印象があります。これも自身の効率化によるところなんでしょうか。

インタビューの中で「ワークライフバランス」 についても触れられていましたが、仕事一辺倒の生活だと「何のために働いてるんだ…」という風に感じて、そもそも生活のためなんだけど生活を犠牲にして仕事をしてしまっているというパラドックスは多くの人が感じているところだと思うんですが、効率化によって「小さなインプットで大きなアウトプット」を体現できればと思いながら、色々試行錯誤してみつつ今日も仕事がんばります。

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