SNSのイメージ

フォロワー数や「いいね」の数字を気にしすぎの昨今

YouTubeしかりインスタしかり、SNSでのフォロワー数や「いいね」の数に注目が集まることが多いようです。

先日報じられた有名YouTuberの深夜宴会騒動を受け、同じYouTuberのゆゆうたさんが「YouTuberって登録者の多い方が偉いみたいな、気持ちの悪い縦社会があるんですよ」「登録者の多いYouTuberが少ないYouTuberを罵倒したり、無理やり酒を飲ませてるっていう光景を目にしました」というコメントを出しています。

ゆゆうたさんは「YouTuberっていうのは、影響力という強い武器を急に持ってしまっただけの素人なんですよ。だから芸能人よりも意識が低いし、たくさん炎上します」と言い、「今回の報道で『YouTuberの格が下がった』とか言われてますけど、そもそもYouTuberってそんなもんなんですよ。子どものなりたい職業ランキング1位というのもおかしいです。もっと過小評価されて然るべきだと思います」と、結論付けた。

J-CASTニュース

その昔、SNSのフォロワー数を数値化したサービスが一部で注目され、値が高いユーザーがホテル宿泊や様々なサービスで優待を受けられたというケースもありました。現在でもメディアではYouTubeやインスタのフォロワー数「◯万人」「動画◯万再生」と、SNSでの数値が付記されて話題にするコーナーも多くあります。

資本主義ならぬ「数値至上主義」な風潮もある一方で、前述のゆゆうたさんが触れたYouTuber界隈の闇しかり、数への違和感を感じている人も多いと思います。

先日の日経新聞夕刊で、サヘル・ローズさんが寄稿していた一節に共感を覚える人も多いと思います。

今の日本の社会は、数字を気にしすぎているのではないか。若い人は特に、SNS(交流サイト)のフォロワー数や「いいね」の数、動画再生回数などに一喜一憂してしまう。そうした数字がその人の偉大さや素晴らしさを示すわけではない。あまりに数字に振り回されると、相手のことをちゃんと見ることができないし、自分の生き方を見失ってしまうことだってあるかもしれない。

2021年6月24日 日本経済新聞夕刊

日常的にSNSを使っていると、無意識に数字が気になるようになってしまうかも。意識的にそうした枠組みの外を見つめて考えをもってみることも大切なのではと思います。

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