金なし! コネなし! 経験なし! だから会社は強くなる【読書レビュー】

竹花です。
もう7月も後半なんですね。本当に1年ってあっという間に過ぎて行きます。


今回は臼井由妃さんの「金なし! コネなし! 経験なし! だから会社は強くなる」という本を読みました。
最近、大企業の成功から学ぶといった本は目にすることが多いのですが、本書は中小企業が生き残っていくために必要なことに的を絞って書かれているので、より身近で実践出来るような内容になっていました。

「大企業がやれないことや苦手なことを徹底的に研究して、ビジネスにしている」

これは著者が生き残る経営者の絶対ルールとして挙げている言葉です。
確かに大企業に対抗して同じもので勝負しようとしても、中小企業に勝ち目はありません。 もちろん、中小企業が大企業を目指してはいけないということは無いのですが、最初からそこでは勝負しない方が良いでしょう。
中小企業の強いところはスモールスタートが出来ることだと思います。失敗の許されない大企業では、プロジェクトを綿密に練り上げ、大々的に広告を出すために時間とお金が非常にかかりますが、同じことをやっている時間とお金は中小企業にはありません。その分小さくても大企業が手を出さない、しかもすぐに動けることをやっていくことが企業として生き残っていくのに必要だと感じました。

私の居るWeb業界に関わる部分でネットビジネスについても触れられていました。
著者は文中で経営者は看板タレントであるというように述べている部分がありますが、ホームページにも配信者の顔を見せるというのが必要と言います。振り返ってみると、今まで制作してきたホームページは商品の販売が目的というサイトが少ないということもありますが、経営者の顔が大きく出ているものはあまりなかったような気がします。
誰がどういう想いでやっている会社なのかということを伝えるためにも、そして「人」がそこに居ることを目に見えるようにするためにも、顔写真を出すというのは有効ですので参考になりました。

あと興味を惹かれたのがネーミングの重要性という部分でした。
私の所属するエイチピースタイリングでは名刺の肩書きを自由に決められます。ちなみに私の肩書きは「Digitalエディター編集長」という一見意味のわからない肩書きなのですが(笑)これもその一つだと思います。
名刺を渡したときに、(しっかり見てくれる人に限りますが)「これはどういう仕事なの?」と聞かれることがあります。いちいち説明するのが面倒という人も居るでしょうが、私は自分から話しかけるのが得意なほうではないので、お話をするキッカケになるという意味でもこの肩書きにして良かったと思っています。どういう意味の肩書きなのかは名刺交換して聞いてくれた方には教えます(笑)

その他にも著者の臼井さんが21年の経営者人生のなかで学び、実践してきたことが数多く記されていました。
うちの代表の高森も言っていましたが、本はその人の人生を小額の投資で買えるという素晴らしさがあります。これからやることは実行すること。これまで読んできた本を自分の中で消化し、動いて行きたいと思います。

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