青森県庁様研修会でWebアクセシビリティについてお話しました
2015年7月2日と6日、青森県庁職員の方々を対象にした研修会で、「これだけは知っておきたいWebアクセシビリティのこと」と題してお話しました。
当日は以下の内容についてお話しました。
- Webアクセシビリティとは?
- Webアクセシビリティに関わる3つの行政的動向
- 障害者について
- 事例でみるWebアクセシビリティ
- Webアクセシビリティに配慮するには
今回は自治体職員の方向けということで、行政に関する話題(「みんなの公共サイト運用モデル」「障害者差別解消法」「Web JISの改定」など)を紹介したり、Webアクセシビリティについて具体的な事例を紹介するなどしました。
今までWebアクセシビリティについて実例を紹介する時にはPCでの操作を実演することもあったのですが、今回はiPhoneを使ってみました。
iPhoneのVoiceOver(音声読み上げ機能)を使ってWebサイトのページを実際に読み上げてみたりなどしました。研修会が終わったあとに声をかけてくださった方が「iPhoneにこういう(音声読み上げ)機能があるのは知りませんでした」と仰っていたように、意外に知られていない優れた機能だったりします。
研修会では、青森県庁サイトのシステムに関する説明が行われたり、Webアクセシビリティやシステムに関する質疑応答などがありました。質問の中にはWebアクセシビリティに関するものもあり、その場でお答えしたり、実際のページをスクリーンに投影しながら検証するなどしました。
私の話の最後では「Webアクセシビリティの配慮には様々な関係者の連携が不可欠」とお伝えしました。私一人ではWebアクセシビリティに関するアドバイスや改善点を挙げることができても、実際の職員の方がWebサイトを更新する際に配慮することで初めて改善される部分もありますし、そもそもシステム側でアクセシブルになっていなければどうしようもないという箇所もあります。
そのため、あらゆる関係者がWebアクセシビリティに関する理解を深め、みんなで取り組んでいくことが重要だとお伝えしました。今後もそのように進めていけるように微力ながらお手伝いさせていただくつもりです。
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