「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」第4期第9回・第5期第7回

「障害者・シニアの方にiPadを教える人財育成講座」は青森県三沢市での第4期は9回目、むつ市での第5期は7回目をそれぞれ終了しました。

冒頭の写真は第4期の様子。視覚に障害のある方にモデルとして来ていただき、受講者の皆さんがiPadの使い方を紹介する実習でした。

iPadにシールを貼ったもの

全盲の方がいらっしゃると事前にわかっていたこともあり、全盲の方でも画面に表示されるアプリの並びが指先でわかりやすくなるよう、フィルムやシールを自作して説明されているグループがたくさん。講座でお伝えしたポイントを活かされていることが伺えました。

実習ではVoiceOver(音声読み上げ)を使ったiPadの基本的な操作方法やYouTube、Siriを活用したメモの取り方や点字画面入力といったコアな使い方まで、全盲の方でも使えるiPadの活用法がたくさん紹介されていました。

3つのグループともそれぞれに説明の仕方が上手で、モデルとして参加してくれた角田まき子さんも「皆さん説明がとってもお上手で驚きました」と仰っていました。皆さんの努力の成果ですね。

講座の様子

むつ市での第5期では、聴覚障害についての知識や講習をする上でのポイント、聴覚障害の方とコミュニケーションを行う上で活用できるアプリの実践などを中心に行いました。

前回の特別講義で聾の方からお話を聞いたこともあり、復習を兼ねる内容もあったので、聴覚障害についてより理解をしてもらえたのではと思っています。

アプリでは話し言葉をリアルタイムに字幕として表示するUDトークや、筆談を便利に使うアプリ、聴覚障害があっても電話でやり取りができるアプリなどを使いながら学んでいただきました。

終盤には視覚障害について、目の代わりとして活用できるアプリの序段を説明。今回もいろいろ内容盛りだくさんでした。

第4期・第5期ともに終盤を迎えつつあり、12月からは弘前市での第6期がスタートします。引き続きがんばって講座の準備を運営をしていきます。

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