「方舟」
Amazonのオーディオブックサービス「Audible」で小説を聞いています。
講座などで移動時間が長い時は、オーディオブックの聞き時。ふだんなかなか読む時間がない小説も、移動しながら少しずつ聞けるし、何より長旅が苦痛でなくなります。
最近聞き読了したのが夕木春央著の「方舟」。
刊文春ミステリーベスト10国内部門第1位!
MRC大賞2022第1位!9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か?
大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。
翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。いずれ地下建築は水没する。
そんな矢先に殺人が起こった。
だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、その犯人がなるべきだ。ーー犯人以外の全員が、そう思った。タイムリミットまでおよそ1週間。それまでに、僕らは殺人犯を見つけなければならない。
Amazonの概要文より
密室でのミステリー面白かったです。例によって謎は自分でまったく解けませんでしたが、「方舟」という地下施設の名が、この作品にいい味をもたらしているというか。終盤までどういう展開になるのか読めず、最後まで楽しめました。おすすめです。著者の最新作「十戒」も気になってます。
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