Yahoo!オークションとeBayが協業

Yahooオークション+eBay

日本のオークションサイト最大手Yahoo!オークションと、海外オークションサイトで有名なeBayが協業するそうです。

今回の協業は、米国の売り手と日本の買い手、あるいは日本の売り手と米国の買い手を「ヤフーとeBayがつながることによってつなげていく」のが目的。具 体的には、両社の間に購入代行サービスを立ち上げることで、国際取引を行なう際の言語や決済、配送、通関などの障壁を軽減していく。(Internet Watchより)

これまで海外オークションについては、日本で売買されていないような商品を扱えることや、売買を世界規模で行えることによるメリット(例えば日本であまり価値が無いような物でも、海外では高値で取引されるような商品を扱って利益を出すなど)などがありましたが、肝心の語学力や決済の事情などでなかなか手が出ないのが実情だったと思います(逆に言えばそのニッチな要素を生かして一部のユーザが有用に利用していたケースもあります)。それが今回の協業により、国の垣根を越えたオークションが簡単に楽しめることになるということで、この分野においてもユーザが爆発的に増えると予想されます。

今後の協業の流れとしては、以下のように進められるそうです。

協業は3つのフェーズに分けて進められる予定だ。まず、第1フェーズでは、eBayに出品されている商品を日本から購入できる購買代行サイト「セカイモ ン」を立ち上げた。セカイモンでは、eBayのAPIを利用して出品物をリスティングする一方、Yahoo!オークションからセカイモンへユーザーの誘導 を図る。セカイモンは、ネットプライスドットコムの子会社であるショップエアラインが運用。収益はヤフー、eBay、ショップエアラインの3社でシェアす る。

第2フェーズでは、2008年3月末までに、セカイモンの中のリスティングをYahoo!オークション上でも見られるようにしていく。 Yahoo!オークションのユーザーが別サイトにアクセスして商品を探すのではなく、Yahoo!オークションの検索機能によってeBayの商品も検索で きるようになるわけだ。さらに、Yahoo!オークションのカテゴリの中に掲載することも見据えているという。

第3フェーズは2008年中を予定している。第2フェーズまでとは逆に、米国のeBayのユーザーがYahoo!オークションの商品を手軽に購 入できるようにする。Yahoo!オークションのAPIを使った米国向けの購買代行サービスを提供し、eBay上でYahoo!オークションの商品をリス ティングしていく。ただし、運営会社は検討中だ。(Internet Watchより)

いきなり相互利用ができるようになるわけでなく、順を追ってやり取りできるようにしていくということですね。

考えてみればインターネットがこれだけ国の垣根を越えたつながりを構築してきたにもかかわらず、言語の壁と言うのは今もってたやすく越えられてはいなかったのですけど、この大きな協業がひとつのきっかけとなっていくのかもしれませんね。
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