スーパー速書きメソッド【読書レビュー】
ちょっと前にレビュープラスさんから本をドドドっと4冊頂きました。いつもありがたいです。今回はその中から「スーパー速書きメソッド (マイナビ新書)」についてです。
著者の石田さんは私と同じ岡山県出身で、個人的なことですがそれだけで親近感がぐっと湧きます。構成作家とプランナーの著者は長寿番組「世界ふしぎ発見!」などにも関わっているそうで、これまた私が子供の頃から好きな番組だったりします。
本書を簡単に表現するなら「効率よく速く書くためのフレームワーク集」でしょうか。中身の破綻しない書き仕事をいかに要領よく行うか。そのためのノウハウを見開き2ページの短いセンテンスでコンパクトに紹介してあります。
実際に文中には「穴埋めで速い!伝わる定番フレーム」と題した章もあり、あいさつ文や謝罪文、上司へのお詫びメールから歓送迎会にいたるまで、様々なビジネスシーンにおける文章例を、穴埋め形式で紹介してあります。
「速く効率的に」という場合に、フレームワークなどのこうした「型」は役に立ちます。もちろん構成作家という職業柄、型にはまるやり方がすべての仕事に通じるということはないのでしょうが、逆に言えばこの「型」を基本として抑えておくことで素早く仕事をこなし、フレームワークではこなしにくい応用的な仕事にリソースを割くというやり方も考えられるわけです。
本書はフレームワークだけでなく、文章の校正に使えそうなポイントや、PCの設定を使って効率よく書き仕事を行うための機能などについても紹介されているので、書き仕事について広く浅く要諦を押さえるのに良いと思います。上でも述べましたが一つのセンテンスは短いので、さくさく読み進めやすいと思います。
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