「こんなん紙の方がよっぽどいい!」子どものタブレット学習にみるオンライン学習のトラブル例
インターネットを使った学習システムの利活用が盛んです。
いつでもどこでも、時間を問わず学習ができ、学習の正答率から弱点の対策などができたり、映像で繰り返し説明を聞くことができるなどのメリットがあります。
一方で機械モノならではの弱点もあるなと感じたのが、うちの子供が利用している某学習システムで発生した一件でした。
そのシステムではタブレットを貸し出してくれ、タブレットのアプリを使って勉強することができます。
アニメーションや音声などで興味を引きつつ勉強を促したり、勉強した結果は登録した親のメールアドレス宛てに送られ確認ができたりなどもして多機能です。
そんなタブレットの勉強システムが、ある日どういうわけかうまく動かず、学習することができなくなってしまいました。画面を見ると、どうも新しい問題のダウンロードが進まずに止まっているような状態でした。
結果的にしばらく経ってから正常に戻ったのですが、そのタブレットでインターネットの接続テストをしてみたところ問題はなかったので、一時的にネットが不通になっていたのか、サービス元のサーバに問題があったのか、詳しい原因は分からずじまいでした。
しかしそのトラブルが起きたことでリズムが狂ったのか、子どもの学習意欲がガクッと下がってしまいすっかり気分が落ち込んでしまったようでした。
その後も何度か問題のダウンロードが完了するまで長時間待たされたり、その間もデータのダウンロード中なのかフリーズして止まっているのかも画面上では分からない状態だったりが続きました。
そんな遅々として進まないタブレットの様子を見ていた子どもはイライラした様子で「こんなんなら紙の方がよっぽどいい!」とボヤいていました。
個人的にはインターネットのサービスを利活用するにはいろいろ難しいポイントがあると思っています。
学習システムも良い点もあればそうでない点もあり、特に子ども向けの学習システムについては映像や音声による「分かりやす過ぎ」な面に不安を覚えることがあります。
例えば3Dについての問題を解くときに、映像で3Dのモデリング画像を見ることができたり、タブレットの画面を指で操作することで3D物体を自由に動かせるなどの機能は、かえって想像力を使う機会を減らしてしまうのではないかとも思ったりします。
機械モノである以上、今回のようにそれ特有のいろいろな問題が出てくることもあるので、いろいろな選択肢やプランBも考えながら活用ができればと思っています。
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