講座の様子

「聴覚障害者等を対象としたデジタル技術利活用講座」第1期第4回:Siriのテキスト入力など

青森市で開講中の「聴覚障害者等を対象としたデジタル技術利活用講座」は2023年11月15日、第4回を行いました。

前半はSafariについて。キーワードを入力して検索結果から目的のサイトを開くところから、戻る・進むの操作方法、新しいタブでページを開くなど、ごく基本的なことに絞ってご説明しました。基本的なことでも、スマホやタブレットを使ったことがない方にとってはすべてが新しいことなので、なるべくゆっくり分かりやすいように配慮しながら進めました。

後半はSiriをテキスト入力で使用する方法。Siriは通常、話しかけることでアプリを起動したり機能を使ったりします。耳の聞こえない方や発話が難しい人にとって使うのが困難ですが、話しかける代わりにテキストを入力することによって話しかけたことと同じような操作ができるようになります。

この設定は文字通り設定アプリから行うのですが、OSが異なっていたり、Siriを有効にしていなかったりすると、それに応じた設定が別途必要になり少しややこしかったりします。今回も新旧のiPadが入り混じった状態だったのですが、これまで同じような場面にあったことはたびたびあったので、ひとつひとつ解決して無事に全員がSiriのテキスト入力を行えるようになりました。天気を調べたり道順を調べてみたりなど、いろいろ熱心に使用されているようでした。

終わりの方では少し時間に空きができたので、サウンド認識機能や腕時計型端末などをご紹介。あまり馴染みのないものたちですが、かなり便利な使い方がいろいろあることを知ってもらえたと思います。受講者の中にもApple Watchを使っている方がいて、どんな風に使っているのかお話してもらったりもしました。身近な人が使っているとまた印象が変わるかもしれません。

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