草の根サイバーセキュリティ運動全国連絡会 第5回全国大会に参加

2019年3月14日、東京で開催された「草の根サイバーセキュリティ運動全国連絡会 第5回全国大会」に参加してきました。

この連絡会には自分が所属しているNPO法人あおもりIT活用サポートセンターが参加していることと、今回の講演のひとつに聴覚障害関係のテーマがあったので、ぜひ聞きたいと思い行ってきました。

大会では全国各地でのサイバーセキュリティに関係した取り組みの報告やコンセプトなどが紹介されました。

また講演では前述の聴覚障害関係のほかに、最近話題になっているVtuberについての講演もあり、どれも興味深く拝聴させていただきました。

中でも特に興味を惹かれたのはやはり、聴覚障害関係についての講演でした。

香川県難聴児(者)親の会さんによる「聴覚障害児(者)におけるICT活用」と題された講演では、演者の鎌田さんの話言葉は随時メインのスクリーンとは別の、字幕表示用スクリーンにリアルタイムに表示されていきました。

驚くほど早く正確な字幕表示に「これはUDトークだな」とすぐわかったのですが、こうして講演を聞く側から見ると、機能の進化に改めて驚かされました。

多少の誤字脱字は字幕を修正するスタッフの方が2人で随時修正していましたが、ほとんど間違いもなく、スピーディーに字幕が展開されていました。

講演後の質問ではUDトークの料金や機能についての質問がありました。

無料版と有料版の大きな違いは、使用した際の音声データがビックデータとして活かされるか否かということだそうです。

有料版では音声データはクラウドに蓄積されないため、企業秘密等の事項を話し合う場面では、有料版が望ましいようです。

また有料版にはプレミアムもあるそうで、こちらは専用サーバーやセキュリティーの向上など、よりクオリティーの高いサービスを利用することができるそうです。

UDトークは自分の講座でもよく紹介していますが、小学校の学年に合わせて表示する漢字を調整できる機能は初めて知りました。

こういう場に来るとこうした知っているようで知らない情報を得られるのでとてもありがたいです。

終盤のワークショップでは、近くの席の方とグループになって各地域での取り組みや課題について意見交換しました。

偶然にも自分のグループに、先の香川の鎌田さんが参加してくださり、直接情報交換をさせていただいてとても勉強になりました。

長丁場の大会でしたがとても勉強になり、有益な情報交換をすることができました。関係者の皆様ありがとうございました。

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