「十戒」
連休らしく珍しく小説読みました。
「十戒」はけっこう前に買っておいたもののなかなか読めずにいた作品。
作者である夕木春央さんの作品はオーディオブックで聴き読みした「方舟」に続いて2作目です。箱舟しかり十戒しかり、タイトルに使われているモチーフから関心が湧いて読んだ派。
形式はクローズド・サークルもの。と言っても舞台は無人島ではあるものの、携帯の電波はあるし脱出用のボートもあるんですが、そこに関わってくるのが犯人から提示される十戒。十回というモチーフを活かして物語の進行よく考えたな〜というところ、いや面白かったです。
オーディオブックと書籍という違いがあったにせよ、登場人物たちの切迫感や舞台設定、結末までの流れ等々、個人的には「方舟」の方が好きかな。でも本作も面白かったです。
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