現代の子供達の現状を知る上で読んでおきたい3冊
「ケーキの切れない非行少年たち」などの著作がある宮口幸治さんの新著。
今日本屋さんで買ったのがその新著「歪んだ幸せを求める人たち」。
「おばあちゃんを悲しませたくないので殺そうと思いました」。非行少年の中には、時にとてつもない歪んだ考え方に基づいて行動してしまう者がいる。しかし、そうした少年でも「幸せになりたい」という思いは共通している。問題はその「幸せ」を求める方法が極めて歪んでいることであり、それは非行少年に限らないのだ。彼らの戦慄のロジック、そしてその歪みから脱却する方法を、豊富な臨床例と共に詳述する。
まだ読み始めですが、冒頭と本書のポイントは上の概要文が表している通りです。
実は本書に別の本の宣伝チラシも入っていたんですが、それが石井光太さん著の「教育虐待」。こちらは最近Kindle本を買って読んでいるところでした。
「子供を壊す教育熱心な親たち」「ゆがんだ教育熱が生んだ悲劇とは!?親子のあり方を問う衝撃作」といった宣伝文句の通り、見ると驚くような教育虐待と呼ばれるような事例が数多く紹介されていてまさに衝撃。
もうひとつ石井さん著の「ルポ スマホ育児が子供をこわす」もKindle版を読んでいますが、この3冊はセットで読むととても(ある意味で)良い気がします。
スマホ育児は現代の親であれば気になるのが普通だと思いますが、とくに疑いもなくスマホを気軽に育児の道具として使うリスクに思い至らされる気持ちです。現代の子どもたちを取り巻く現状を知る上でも、いずれの3冊も読んでおきたいと思わされます。
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