「さかさ星」
貴志祐介著「さかさ星」読みました。
貴志祐介といえば「黒い家」。ホラー系が読みたくてネットで探した時、多くのサイトで「これが一番怖い」と紹介されていたのが「黒い家」だったので、Kindle版を購入して少しずつ読み、終盤のクライマックスで恐怖した思い出があります。
そんな著者の新作であり、呪い系のホラー巨編という個人的に興味を惹かれる謳い文句もあって購入し、少しずつ読んできてやっとこさ読了しました。
感想は…正直言うと個人的にはけっこう微妙なところかなと。読了後にネットのレビューを見てみたところ、賛否両論分かれる様子。たしかに面白い場面もなくはないんですが、滔々と呪物に関する話が、全600ページ中の冒頭3分の1くらいを占め、中盤に至る頃にはちょっと飽きが。終盤面白くなるかなと思ったんですが、たしかに恐怖な場面もあるものの「黒い家」で感じた戦慄ほどではなく、終わりもんん〜な感じ。登場人物がそこそこ多く、時代も現在と昔とに分かれている部分もあってなかなか整理が大変。時代を跨いだ人物の相関関係を整理するのに、アプリで相関図を作っては見返ししながら読み進めました。「黒い家」のインパクトが強すぎたのか、単に作風が合わなかったのかはなんともですが。。
とりあえず読み終わったし、読みかけの小説がまだいくつかあるし、年末のお休みも近づいてきたのでまた少しずつ物語読みを楽しみたいと思います。
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