GoogleがペイパーポストコンテンツのPageRank調整を表明
アメリカのGoogleによると、ペイパーポスト広告を利用したSEO目的のリンクについての見解を表明し、先日発表した有料リンク・テキスト広告へのペナルティと同様に、ペイパーポスト広告についてもGoogleウェブマスターガイドラインに違反するとしてPageRankの調整をすると明言したそうです(2007年12月1日)。
ペイパーポスト(Paid Posts)広告とは、ブログやサイトで企業の商品をPRすることを前提に、企業または代理店から報酬を得る仕組みのことです。Googleの企業目的は、ユーザが必要とする最適な情報を検索結果として提示することにあり、 金銭で検索結果の表示を操作するということは資金力のあるものが検索順位において有利になるという不公平さが生じることで、検索結果の適正に乱れが生じるのを危惧したためと思われます。ただし、ペイパーポストそのものを全否定というわけでもないらしく、ペイパーポスト広告でリンクを貼る際はlinkにnofollow属性を付加することを推奨しているようです。これはそのリンクが広告であるということを検索エンジンに明示するためとのことです。
日本でも以前NHKでペイパーポストの仕組みが紹介され、ペイパーポストに参加していた女子大生人気ブロガーのブログが放送後に炎上という話は有名です。
オーバーチュアやアドワーズなどの検索連動型広告でもビッグキーワードについては資金力がモノを言いますが、無限ともいえるキーワードの組み合わせ次第で小さな企業でも広告を生かせるチャンスがある分、こちらはまだ公平な市場とも言えるかもしれませんが、被リンクを金で買うというのは確かにどうかなと思います。日本国内でもペイパーポストの代理店がたくさんありますが、今後どうするのでしょうね。なんだかこのイタチごっこはしばらく終わりそうに無いですね。
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