Gmailに勝るウェブメールサービスは登場するか?

インターネットの環境さえあればどこからでもメールの送受信ができるウェブメールサービスはとても便利です。

自分も去年からGmailをブラウザで使うことが多くなり、それまで使っていたOutlookExpressやWindowsメールなどのアプリケーションを、今ではほとんど使っていません。それだけGmailの便利さに満足しているともいえます。そんな中、他のウェブメールサービスが相次いでリニューアル宣言しているのを見つけました。



「Infoseekメール」が刷新、ドラッグ&ドロップや右クリック操作に対応

楽天は20日、同社が提供するWebメールサービス「Infoseekメール」のリニューアルを実施した。ベータ版として公開し、先着10,000人に提 供する。ベータ版は、Infoseekメールにログイン後、「今すぐ新Infoseekメール(β版)を使ってみる」というボタンをクリックすれば利用で きる。

今回のリニューアルでは、Ajax技術を採用し、メールやアドレス帳にあるアドレスをドラッグ&ドロップで移動できるようになった。ショート カットキーや右クリックによる操作にも対応し、市販のメールソフトのような使い勝手を実現したという。右クリックメニューからは、返信や転送、アドレス帳 への追加、印刷など14の操作が可能。

Yahoo!メールも同様に新しいユーザインタフェースの構築を宣言しています。

次世代「Yahoo!メール」発表、FlashベースのUIに変更

ヤフーは20日、ユーザーインターフェイスを一新したWebメールサービス「Yahoo!メール」次世代版(ベータ)を発表した。同日より20万人限定の テストユーザー申し込み受付を開始。2008年秋にはオープンベータへ移行する予定だ。利用にはYahoo! JAPAN IDが必要。

次世代版Yahoo!メールでは、Flashベースのインターフェイスを採用している。「メールソフトの操作感を意識した」という作りは、メー ル一覧画面と本文閲覧画面を同時に表示したり、ドラッグ&ドロップによるメール移動が可能。また、タブ表示で複数のメールを同時に作成・閲覧できるように なった。

メールの新規作成では、宛先欄に入力された文字から、アドレスブック内の候補を表示するオートコンプリート機能が使用できる。アドレスブック を、Yahoo!メールの画面内に表示することも可能。このほか、一定時間ごとの自動メール受信、右クリックメニュー、キーボードを使ったショートカット キー、画面構成のカスタマイズなどが行なえる。

どちらもユーザからのフィードバックを受けながら改良していくとのことですので、普通に考えれば総合的にグレードアップされたアプリへと変わりそうな気もしますが、個人的な予測ではGmailを超えるかどうかは微妙なのではないかと思ったりしています。その理由としては、インフォシーク・Yahoo双方とも「メールソフトのような操作感」を謳っているところ。OutlookExpressやWindowsメールよりもGmailの操作感や機能が良いと感じてGmailに乗り換えた自分としては、この時点で相当に魅力を感じません。実際にGmailを使っている(使い倒している)方なら賛同してもらえると思うのですが、Gmailの多機能性・大容量・インターフェイスの使いやすさに慣れてしまうと既存のメールソフトがいかに使いにくいかを実感します。いや使いにくいことは無いとしても、Gmailが快適すぎるという感じでしょうか。ことインターフェイスの使いやすさ(送信先の入力・メール検索など)はAjaxが絶妙に効いています。何より驚かされるのは、ネット接続の状態なのに既存のメールソフトより検索機能が圧倒的に速いということ。普通逆だろうと思うんですけども。。

その他Gmailにはフォルダ機能はありませんが、代わりにラベル機能でフォルダと同様のメール振り分けが可能です。気づかないうちはそこがちょっと不便と思っていたのですけど、ラベルがあればフォルダ機能は要りませんね。もちろん先に言ったように、ユーザのフィードバックが生かされということなので相応に良いものができると思いますが、よっぽどでない限りGmailから乗り換えるということはないかなというところです。容量もおそらくGmailを超えるものってそうそう出てこないでしょうし(Gmail増え続けてますしね)。強いてGmailに要望することといえば、より快適なインターフェイスを実装してほしいというところでしょうか。たとえばメールの一覧から好きなものだけチェックするときにドラッグで次々にチェックが入れられるようになればなお快適かなと思います。

FLASHベースのインターフェイスって…興味あるけどあんまりなぁ。。

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