【レビュー】空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法

高橋さんから「空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法」を貸していただいて読んでみました。高橋さんありがとう。

著者の小飼弾といえば書評ブログ「404 Blog Not Found」でおなじみのカリスマブロガーさんです。去年くらいからだったと思うんですが自ら本を書かれるようになって出版された中の一冊です。

読み始めてすぐ意外に感じたことがあってなんだろうと思ったんですが、文章が「ですます調」だったせいでした。ブログだとあまりですます調ではないので、なんかイメージが違うというか変な感じがしました。でも読み進めるにつれ徐々に「クソ本」「全米が抜いた」「エロ」などなどなんか「おぉ~やっぱり小飼弾だ!」みたいな、いや、これは想像の偏見ですね(笑)直接本人にお会いしたことがないこともあって想像の域の話なので、今度聖幸さんにもその辺り本の感想と合わせて聞いてみたいなーって全然本のレビューになってないですねここまで(笑)。

内容は小飼さんの幼い頃から今に至るまでの本との関わりを軸に、小飼さんの体験と合わせて読書の重要性が挙げられています。たとえば

私が知る限り、仕事ができて年収が高い「勝ち組」にいる人、つまり2割の側にいる人ほど積極的に本を読んでいます。読書量と収入は比例する、と言えるかもしれません。

2割というのはこの節の前に紹介される「パレートの法則」で説明された「2対8の経験則」の話です。商品の売り上げの8割は全商品のうちのたった2割で生み出されているなどの例えです。読書については同様のことをよく目にします。年収を物差しにした生活習慣の違いなどはPRESIDENT (プレジデント) などでよく比較されているので見てみると面白いです。

自分も同じように考えていて、OJT(オンザジョブトレーニング)でなければ得られない経験や知識もあるように、読書でなければ得られないものもたくさんあると思います。双方ともそれぞれの有効性があると思うので、偏らず両方行っていくのがベストかなと思います。

ちなみにこの本でたびたび出てくる古典やノンフィクションものについては自分はほとんど読んでいないのですが、今年は何かしらに手を付けてみたいなと思っています。あと小飼さんは付箋を使わない派なんだそうですね。脳に処理を任せるそうで脳内にイメージとして読んだ内容を記憶していくそうです。すごいですね。

これとはちょっと違うと思いますが、ちょこちょこ速読系の本を読んでいるとこれに近い内容を見ることがあります。文字を文字としてとらえるのではなく、イメージとしてとらえるという手法で、イメージの認識力が強い右脳を活用した読み方などもあるそうです。また、ビジネス書などについては意識や目的にフォーカスした読み方などもあって、すべてを一から読む必要はないであるとか、その本を何のために読むのかという動機を強く持つことでより必要な情報のみを読み取るという方法などもよく見かけます。個人的には速読に最近興味があるので、ちょこちょこと自己流で試行錯誤をしながらやってみています。いずれにしても学校で本を読んでいた頃とは色々勝手が違う方法がたくさんあって面白かったりします。要はどんな方法であろうが自分の中で理解ができればよいわけで、それについてはアウトプットの重要性は疑いようのない要素だと思います。

話がそれましたが、本書は小飼さんのブログで見かけるような、時に難解な文章ではなくかなり平易にやさしく書かれているのでとても読みやすいと思います。

 

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