変化の時代にゆとりを持つ大切さ

東京出張やフェスタへの出展など、ここのところ何かと外向けの仕事が多く忙しい日々が続いていました。これらは一段落したのですが、今度はネットスーパー体験講座の講師などを定期的に担当させていただく予定もあり、準備に追われつつ日々の仕事を事務所のみんなに手伝ってもらいながらやっているところです。

こと最近思うことというか切なる願いというか単純に願望なんですが、「ゆとり」を持ちたいと思う気持ちが強くなりました。「余裕」というか、「仕事に追われる」のではなく「仕事を追う」ようになりたいというのも含んでいます。

仕事は幸運にも好きでやらせてもらっているものですしやり甲斐ももちろんあります(達成感に浸るようなことは最近はほとんど無いというか浸っている時間すら無いのですが)。ただ、日々多くの仕事や締め切りに追われるのを繰り返す中で色々な葛藤というか消化不良が溜まるというか、明らかに仕事に急き立てられていると感じることが多くなってきていると思っています(仕事をくださる多くのクライアントの皆様には本当に感謝していますし、もちろんですが仕事減らしてくださいという意図の記述ではないです)。

「労働からの疎外」

哲学者のカール・マルクスが唱えた「労働からの疎外」という言葉があります。本来自己実現のために能動的に行うはずの「労働」というものが、いつの間にか苦しみや悩みをもたらす要因になっているというものです。人が自ら望んで作り出したはずのものに苦しめられるという「疎外論」。これに自分が当てはまると思われる方は少なくないのではないでしょうか。好きでやっている仕事であっても、仕事に追われる不安感やクライアントとのやり取りがうまくいくか、期待に応えられるかといった不安は少なからずあります。

もちろん苦しみの中から得るものも多い(むしろそのパターンが多い)と分かっていますし、全ての時間が自分を成長させる糧になっているという自覚もあるので、ただ楽になりたいからというのはただの堕落や燃え尽きというものだと思っています。

それでも「ゆとり」が欲しい理由

それでも時間的なゆとりや余裕が欲しいと感じる理由は、これから少し先のことを見据えた思考に時間を使いたいからです。

個人的にはWeb業界は今とても大きな変化の時に入っていると感じています。と言うと大げさな感じですが、とても多くのことがある所ではゆっくり、ある所では早いスピードで変わっていくと感じていますし、実際に今この瞬間にも多くが変わっています。この変化を一言で表すのは難しいのですが、この変化を観察して今後の行く末と在り方を考えるための時間が欲しいということです。

昨日の仕事に時間を取られすぎていないか

時間はすべての人に平等で普遍的な資源です。時間は増やすことも減らすこともできませんが、時間の使い方を変えることはできます。自分の使いたいように時間をマネジメントできていないということはそこに何らかの問題があるからですが、案外と放置しては「時間がない」「本を読む時間が欲しい」「外で遊ぶ時間が欲しい」と実現できていない欲を思い浮かべる日々を過ごしていないでしょうか。

私の知るかぎり、アイデアが不足している組織はない。創造力が問題ではない。そうではなく、せっかくのよいアイデアを実現すべく仕事をしている組織が少ないことが問題である。みなが、昨日の仕事に忙しすぎる。(P・F・ドラッカー)

ゆとりを持つことはクライアントや社会への貢献にもつながる

上のドラッカーの言葉の通り、アイデアが全くないような会社や個人は少ないと思いますが、そのアイデアを実行に移しているということに関してはぐっと数は減ると思います。それは今請けている仕事をこなすだけで精一杯だったりとか色々理由はあるかと思いますが、現在のように変化の時に際して持っている有望なアイデアを動かさずにいることは、みすみす機会を逃すことにもなり得ると思います。

逆に言えば考える時間を持ち、アイデアを練って実現することが出来ればそれはイノベーション(新しい価値の創造)であり、その新しい強みでもって自らのクライアントや社会に利益を還元する機会にもなり得る可能性が出てきます。故にゆとりを持つことは自らのためであると同時に、クライアントへの貢献のためでもあり社会のためでもあると考えています。ちなみにイノベーションは自分が今いる業界だけを考えていては生まれないとも思っています。

また、今のように様々な変化が起きている時だからこそ、周りには無数のアイデアの種が落ちていると考えられます。だからこそちょっと立ち止まって周りを見渡したり、考えを巡らせる時間を持つことが大切だと考えています。その次のステップである実行までを考えられれば尚良しですね。

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