Webデザイントレンド in 青森に(少し)出演しました
2014年2月1日(土)、青森市で開催された「Webデザイントレンド in 青森」に少しだけ出演させて頂きました。
今回は(というか二年前に出演させて頂いた時もでしたが)登壇させていただく予定では全くなかったのですが、当日の午前中に少しだけ出番があるということになり、急遽打ち合わせに参加させていただいてセッションの内容を確認したり、投影されるスライドの確認などをしました。
今回の出番の一つ目は、二年前に出演させて頂いた際に各出演者(坂本さん、原さん、古川さん、私)がそれぞれの立場からWebデザインのトレンドを予測したのですが、二年経ってそれがどうだったかを振り返る時でした。
私がWebアクセシビリティの観点から二年前に予測したキーワードは「順応と寄り添い」でしたが、個人的にこれは結構当たっているとお話しました。FacebookやTwitterなど大手SNSは少しずつですがアクセシビリティへの取り組みが進んでいますし、スマホゲームでおなじみパズドラは、色覚異常者向けのゲームモード「色覚サポート」を実装しました。自治体サイトは総務省が発表した「みんなの公共サイト運用モデル」に準じてWebアクセシビリティを見直すサイトが次々に出てきています。これらの動きをみると、徐々にアクセシビリティへの対応(順応)が進んでいるのではないかと思います。
また「寄り添い」の面では、個人的に行っている障害者向けのiPad講習会など、障害者のIT機器利用をサポートしようという動きが各地で動きつつあることが例として上げられます。障害があっても使えるスマートフォンやタブレットなどのIT機器を、当事者や健常者が一緒になって使い方を教え教えられたりしています。障害がある方にとってそれらの機器がどう有効に使えるかは、実際に障害者の方と直接会って触れ合う機会が必要と考え実行しているつもりですが、そういった動きが今後も増えてくると思いますしそうするべきだと考えています。
出番の二つ目は最後のディスカッションへの参加でした。機種依存文字についてやWebアクセシビリティの観点から見たアニメーションの実装についてなど、ちょこちょことご紹介をさせていただきました。お話したいことは他にもありましたが、今回はかなり長丁場だったことと、ディスカッションの人数(二年前のメンバーに加えて今年は地元青森からStudio Tsightの齋藤享さんがメインで登壇されました)が多かったので、あまり喋り過ぎないようにと思いつつ最低限のことだけお話させて頂きました。
しかし二年前もそうでしたが、坂本さんと原さんの、膨大な量のサイトをチェックするという労力は想像するだけでとんでもないことだなと感じました。実際にセミナーで紹介されたサイトはごく一部だそうで、それだけの労力をかけているからこそ有意義で勉強になるセッションが可能なんだろうなと感じました。様々なデザインの傾向と変遷を知ることができ、大変勉強になりました。ありがとうございました。
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