らくらくスマートフォンの研修会を見学させていただきました

らくらくスマートフォン操作の様子2012年11月18日(日)、青森市総合福祉センターで開かれた、視覚障害者の方向けらくらくスマートフォンの研修会を見学させていただきました。

青森県視力障害者福祉連合会(青視連)の青年部さんによる会で、会場に行ってみると今まで自分で開催してきた視覚障害者向けiPad講習会に参加された方々も何人かいらっしゃいました。やはりこういった新しいデバイスに興味のある方は結構いらっしゃるようです。

視覚障害者の方々に広く使われているのはらくらくフォン(いわゆるガラケーと呼ばれるタイプ)で、らくらくスマートフォンはそのスマートフォン版です。

研修会では前半にドコモショップの方(福祉展でも一緒の部屋でそれぞれ講習会をやっていたのでお会いしたことのある方もいらっしゃいました)が、らくらくスマートフォンについて説明をされました。とても丁寧な説明で、なるほどこれくらい丁寧に説明すれば初心者の方でも分かりやすいと思うくらいで参考になりました。

後半は各参加者にそれぞれ1名ずつボランティアの補助の方がつき、らくらくスマートフォンの操作を色々と試してみました。私も見学だけのつもりが気づけばサポートをしながら一緒にらくらくスマートフォンを触らせて頂きました。各参加者それぞれにボランティアの方々にサポートしていただきながら、起動の仕方や電話のかけ方などを試されていました。中にはメールを送ってみたり写真を撮られたりするなど、幅広い機能を試される方もいらっしゃいました。

らくらくスマートフォンはまだ出始めたばかりということで、google playからダウンロードするアプリを使えなかったりインターネットを読めなかったりなど、読み上げ機能についてかなり制限があります。また、iPhoneの読み上げ機能であるボイスオーバーとはまた違った操作方法で読み上げをするので、この辺は操作方法に互換性があればいいなとも思いました。

ちなみに会を進行されていた青視連の木村さんも全盲の方なのですが、木村さんは通常のアンドロイドのスマートフォンに音声読上げアプリの「ドキュメントトーカー」をインストールして使用されていました。こちらはらくらくスマートフォンより少しボイスオーバーの操作方法に近いのかなと思いつつ、また機会を見て詳しく調べてみたいと思います。

こうやって色々なデバイスで音声読み上げ機能に対応していってるのは良いことですね。個人的にアンドロイドのタブレットを一つ手に入れて色々試したり調べてみたいと思っているのですが、なかなか財政的に難しいものがありますね。というオチで。

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