KDDI株式会社様向けにiOSのアクセシビリティ機能を紹介しました

講座の様子

2015年6月12日(金)、八戸市でKDDI株式会社のスタッフの皆さまを対象に、iOSのアクセシビリティ機能について講習をさせていただきました。講習では、障害者の方がそもそもどのようにIT機器を使うのかなどを紹介したり、iOSのアクセシビリティ機能や、障害者の方が活用できるアプリなどをご紹介しました。

いつも実施している視覚・聴覚障害のある方にiPadを教える人財育成講座では、およそ2ヶ月の時間をかけて行いますし、初回はiPadの基本操作や知識から入るのですが、今回は90分ということと、携帯電話やタブレットの操作に詳しい方々が対象ということで、機器の基本的な部分は省略して、できるだけアクセシビリティに関する情報や操作の方法などを紹介するようにしました。

実際、iPadの操作はスムーズに行われていたので、音声読み上げや画面拡大などの使い方を、時間をかけて説明することができました。

アンケートでは、講座の内容が役に立ったというお声が多かったのでホッとしました。ケータイショップで障害者の方が来店された時には、障害に応じてアクセシビリティ機能をご紹介頂ければ、ショップも障害者の方も双方にメリットがあると思うので、ぜひ活用して頂ければと思っています。

一方で講座の反省点としては、iPadによって機能に差があったことでした。今回はズーム機能について、「ウインドウズーム」など比較的新しい機能が使えるiPadと使えないiPadが混在しました。今回の場合はOSを最新のものにすれば解決するケースでしたが、事前の確認項目に不足があったことを実感しました。

iPadの講座では、自前でiPadを用意することもあれば、講座の依頼先にiPadを準備してもらうこともあったりケースバイケースです。自前で用意する場合は事前にiPadの動作確認が入念に行えるのですが、後者の場合はそうもいかないことがあるので、改めて気をつけるべきことだと自分も勉強になりました。

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