視覚に障害がある方がコロナ禍で大変なこと

医療関係者へのコロナワクチン接種が進んでいますが、コロナの影響で大変な思いをしている人が身近にも増えているように感じます。

昨日のYahoo!ニュースには青森県三沢市在住の方のストーリーが出ていて、「地方在住でもコロナの影響が」という取り上げられ方をしていました。

また視覚に障害のある方にとっても色々な点でコロナ禍に苦労をされている話もよく耳にします。下は日経新聞の記事です。

視覚障害者、細る援助 コロナ下「密」の壁

新型コロナウイルス禍による社会の変化で、視覚障害者が生活しづらくなっている。接触を避ける意識の高まりで、外出時に誘導や介助してもらえる機会が減少。多くの視覚障害者が働く鍼灸(しんきゅう)院の経営も苦しい。身体障害者手帳を持つ視覚障害者は全国で約32万6千人(2018年度)。当事者は「日常生活にも困ってしまう今だからこそ支援を」と訴えている。

日本経済新聞 2021年2月19日

記事にもあるように、視覚障害のある方の中には鍼灸師として働いている場合が多くあります。仕事上お客さんと密になる機会が多いことを考えれば、いろいろ大変なことも多いと思います。

知り合いの視覚障害のある方から聞いた話では、マスクの影響も多いとか。「外を出歩く時、頬に当たる風の感覚で空間を認識していたようで、マスクをしたことでそうした感覚を受けられないようになり、歩きにくくなってしまった」と話される方もいるようです。

人に頼りたくても密状態が懸念されることで、同行援護サービスなども受けにくくなってしまっている様子。視覚に障害のある方にとってコロナ禍は想像以上に大変なことなのだと改めて感じました。スマホやタブレット、その他のIT機器やサービスなどを上手に活用してもらうことで、これらの不便をいくらかでも軽減してもらえたらと思っています。

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