視覚に障害のあるお子さんとお母さんにiPadの紹介をしました
知り合いから「視覚に障害のある子でiPadのことについて聞きたい子がいるので、話聞いてもらっていいですか?」と連絡あったのでお会いしてきました。
弘前方面にお住まいでしたがちょうどこちらの近くに来てらしたので、地元の公民館で待ち合わせてその子のお母さんと三人で話をしたり、iPadのアクセシビリティ機能やアプリを紹介しました。
画面に顔を近づければぼんやり見えるみたいでしたし、お絵かきもできるようだったので、iPhoneよりはiPadが良さそうでした。
お母さんもiPhoneでしたがアクセシビリティ機能は一つも見たことがなかったようなので、使えるように設定したり説明しました。
音声読み上げ機能のボイスオーバーで基本的な操作方法を紹介したり、アプリではマネーリーダーでお札を判別したり、Amazonのアプリで飲み物の商品名を調べたり、TapTapSeeで写真に映ったものを読み上げたりなどしました。
県立盲学校に通ってるそうですが、教科書のボリュームがすごいので(上半期の教科書だけで2冊分あるとか)、そういうのとか勉強関係のことをiPadでいろいろできればなーと考えてるそうでした。
数年前にも同じような相談を受けたことがあり、その方も盲学校に通っていました。最近では小学生のランドセルの重さがすごいという話題を目にすることもあります。一概に紙からデジタルにすれば良いというものではないでしょうし、紙ならではの良さもあると思うので、紙とデジタルそれぞれの良い所を活かしながらうまく活用できる方法があればと思います。
教科書については以前盲学校さんに伺った時に、実証実験でデジタル教科書を使っている学生さんがいたのを覚えていたので、その紹介やサンプルのアプリもお見せしました。
お母さんとしては視覚障害のこともさることながら、お子さんの学校での教育面のこともいろいろ悩みがあるそうで、話を聞きながら「悩みってそれひとつじゃなくていろいろ重なることがある」と思うことしきりでした。
今日説明を聞いたことでiPadは買ってみる方向で考えるそうです。勉強なり楽しみなり、いろいろ活用してもらえたらなと思います。
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